日記
耳下腺が張る人が多いようです
夏場になってから特にですが、首の横にある胸鎖乳突筋のあご側の付け根辺りが張っている人が増えています。
この辺りは、耳下腺という唾液腺がある場所ですが、首の前傾姿勢が続いたりして胸鎖乳突筋が硬くなりますと、この耳下腺あたりの流れも滞りやすくなるようで、詰まったような張り方をしている人が多いです。
夏場特にここが張る人が多くなるのは、この場所にクーラーによる冷風が当たったり、気圧の差をこめかみ当たりの神経が感じ取ってそれが首まで伝わったりと、姿勢以外の要素も加わるからだと思われます。
対処方法ですが、ここは重要な神経群や血管が集まる場所であり、激痛が走ることもある急所ですので強く押すことはできません。
なるべく手を温め、患部に当てて熱で溶かすイメージでじっと押さえておくと、30秒~60秒ほどで融解するようにほぐれていきます。
台風前など、気圧が大きく変わる時期に偏頭痛を伴って耳下腺周辺が張る、という人は上記の方法を試してみて下さい。
咬む筋肉が硬いとき
以前どこかで書いた記憶がありますが、いわゆる顎関節症の原因が首の筋肉の硬直にある、という点について、個人で簡単に出来る対処方法があります。
症状そのものが出るところまでいかなくても、顎の横にある咬む筋肉であります咬筋が硬直している、という人は多いかと思います。普段の無意識の噛み締め癖や寝ている時の歯ぎしり、歯の咬み合わせから来る片側の過剰な使用、など原因は様々です。
この筋肉を指で押して解そうとすると、頬下の神経群が刺激されてとても痛いかと思います。
決して無理な力を入れず、触れるだけの力で、この咬筋と親指の付け根、指の腹のあたりを両方軽く押さえます。
そのまま30秒ほど(硬さによって個人差があります)じっと待っていますと、咬筋と親指の腹の硬直が両方とけて柔らかくなります。
習慣的にこのように咬筋の力を抜いていくと、それ以上硬直が進んで顎関節症が表れる前に防ぐことが出来ます。
この方法は自分ひとりだと難しいので誰か家の方やご友人と組んで交互にやってみて下さい。
開脚ストレッチが苦手な人
私もそうですが、身体が硬くて学生時代から開脚ストレッチが苦手だった、という人は多いかと思います。
理由は痛いから。
痛みに耐えてその日は少し開脚できるようになっても、もう一度あれに耐えるのかと思うと続かなくなる、というパターンかと思います。
実は、痛みが出ていたら既にやりすぎで、痛くなる手前で足を置いて20秒ほど小休止し、一度最初の位置に戻してから再度開脚すると、少しずつですが足が開く角度が増えていきます。
足はここまでしか開かない、と決めているのはその人の無意識の警戒心なので、もっと開いても大丈夫だ、と思わせることが出来れば今まで止まっていた位置は警戒しなくなるので開けるようになる、というのが私の考え方です。
足だけではなく、身体の各部位でも同じような現象が起こるようなので、興味のある人は色々な位置で試してみて下さい。
瀉法という技術
整体の勉強を始めると、まず最初の知識として習うことの一つに、すべての証(症は医師の使う言葉ですので、整体を習うときは証という言葉を使用します)は実証と虚証に分けられるという言葉があります。
何かが多すぎてあらわれるのが実証、何かが足りなくてあらわれるのが虚証です。
整体をやっていて、多くの人を見てきて、特に感じるのは特定の姿勢が長く続くことによって部分的な力み、「実証」が表れている人が多い、という事でした。もちろん、ストレスや深酒、極度の疲労で胃腸や肝が弱る「虚証」もありますが、割合がそれほど多くないです。
いわゆる整体院が使う「指圧」は虚証に対して行う「補法」の技ですので、硬くガチガチに力んでいる筋肉にはあまり有効ではないと感じます。このため、当院では基本的に「瀉法」という、実証に対して行う技をメインに取り入れ、虚証に対しては状態を伺いながら必要に応じてごく軽い点圧技を使う、というスタイルをとっています。
必ずしも痛くならない技、と言い切ることはできませんが、なるべく身体が強圧に対する拒否反応を起こす事が無いように気を付けながら施術していきます。
姿勢と睡眠の関係
最近のような暑い時期は特にそうですが、寝付けない、眠りが浅い、妙な時間に目が覚めてしまう、など睡眠がうまく取れない方が増えているように感じます。
勿論、暑すぎる天候や、熱中症予防のために、つけっぱなしにせざるを得ない冷房による関節の冷えで、交感神経が休まらずに眠れない、という状況も多いと思います。
実は普段の姿勢も眠りに関係しています。
肩の高さは左右平行でしょうか?あるいは胸の厚みは左右同じでしょうか?
肩が片方下がっているという事は肺が片方圧迫を受けているという事です。胸部の厚みが片方だけ厚いという事はもう片方は何かしらの圧迫を受けて肺が働きにくいという事です。
肺が左右均等に自由に動けないと、呼吸が安定しないために深い睡眠がとれなくなる、というのが姿勢から来る睡眠への影響です。
正面から全身鏡で見たときに、どちらかの肩が下がっている方、胸の厚みが薄い方に弓なりに姿勢が傾いている方が多いかと思います。
寝るときに仰向けになり、両足をかかえてみて、腰が硬くて動かないようでしたら少しずつ、一定位置で止めながら足を延ばす、を繰り返しながらおなか近くまで抱えられるまで引いてみて下さい。その後、膝を抱えたまま左右に身体を軽く揺らします。この時の動作は軽く、地面に触れている腰の後ろがなじむ程度で大丈夫です。
腰の後ろが平らになったと感じましたらゆっくり足を延ばしてください。足が地面に伸びると同時に骨盤の位置ごと姿勢が真正面に真っすぐになります。
姿勢がまっすぐになっていると、肺が充分に動くようになるので睡眠がとりやすくなるかと思います。
