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敷金を賢く取り戻す方法
敷金は賃貸住宅に入居する際に払うお金の一つで、家賃の不払いや部屋の破損などの費用に充てる前提です。
本来は退去時に大半が戻ってくるのですが、ほとんど返金されないといったトラブルも少なくありません。
国民生活センターによると、敷金返金トラブルの相談は2021年度に約1万2000件あったそうです。
例えば、原状回復費などの名目で大幅に敷金が引かれ、戻ってこないといったケースです。
引っ越しの際に敷金が戻らないと予算が狂ってしまいますよね。
まず覚えておきたいのが、賃貸住宅を退去する際の原状回復のルールです。
国土交通省のガイドラインが参考になります。
「常識的な使い方で発生する劣化などの補修費は家賃に含まれる」というのが基本的な考え方で、畳の変色や壁の画びょうの穴などは、原状回復の費用を払う必要はありません。一方で、たばこのヤニ汚れやペットが柱につけた傷などは借り手側の責任となります。
賃貸住宅を退去する時にはまず、原状回復費の請求内容をよく確認しましょう。
そのうえで、納得がいかないときには説明を求める姿勢が重要です。困ったときには相談に乗ってくれる公的な窓口もあります。トラブルを避けるには、入居するときに写真を撮るなど状態を記録しておくのも一案です。
ただ、きちんと交渉をすることは大切ですが、「1円も払わない」などと強気に出過ぎると、かえって手間や時間がかかることもあります。
費用対効果を踏まえた判断も場合によっては必要かもしれません。
とのこと
うちも30年来アパート経営をしているが、私は退去立ち合いしたことは1回だけで、しかも知り合い入居者の立ち合い。
綺麗に使われていたので何も修繕費を頂戴せずに退去いただきました。
最近では、入居前に、退去清掃金として4万円強を頂戴しています。ですので、普通の生活汚れであれば敷金から差っ引くことはありません
弱るのは臭いです。たばこやカレーの臭いなどがしみついていると、全部クロスやり替えしますので、数十万円の請求になってしまいます。
ですので、最低限たばこは外で吸われた方がお得なんですよ。
高齢社会に役立つ仕事 老いる団地を支える「5分100円」
5分100円からの「お手伝い」をうたう家事代行サービス会社「御用聞き」(東京・板橋)。
古市盛久社長(43)は約390人の学生アルバイトを雇い、団地の高齢者宅で電球交換やゴミ出しなどを請け負う。
こうした困りごと解決を「電気、ガス、水道、通信に次ぐ第5のインフラ」に定着させることが目標だ。
きっかけは買い物支援事業の失敗。
顧客へのおわび行脚でお年寄りの困りごとの存在を知り、2010年からサービスを始めた。
半年後、高齢女性から電球交換の注文を受けマンションを訪ねた。
無施錠だったドアを開けると、奥から時代劇のテーマ音楽が聞こえる。
不用心の理由を聞くと「インターホンが壊れている」。
呼び鈴も鳴らずカギをかけたままでは不在と思われ、社会から完全に遮断されてしまう不安を感じていた。
電池を替え修理を終えると「誰に頼めばいいのかわからなかった。これで外とつながれる」と涙を流して喜んでくれた。
孤独と不安から不眠になっていたという。
ネットの買い物支援では「お年寄りを単なる『弱者』と上からの目線で見ていた」。それがこの日、安堵の表情に触れ、気がつくと一緒に泣いていた。
家事代行料は30分を超えると5分300円になる。
ただ、「ついでにやってもらえないだろうか」という超過分のお願いは、行政などの手が届きにくいニーズも発掘する。
埋もれている「ちょっとした困りごと」は、頼れる相手もなく引きこもる団地住民の生活実態と重なる。
大学生らはスマホから空き時間のバイトを選ぶ。隙間時間を埋めるだけではない。困りごとを見つけようとする姿勢が、社会で生き抜く力を養うとみる。
現在より死者数が20万人以上増え140万人以上が亡くなる「多死社会」が迫り、支援が必要なお年寄りは1000万人規模になる。
急速に老いる団地からの声を聞くと、このままでは支えきれない限界を肌で感じる。
最近、50〜70代のシニアスタッフの募集も始めた。
「地域が地域で支え合う仕組みづくり」が次のステップだ。
米原市も決して過疎ではないが、高齢化は進んでいる
私も自治会活動を通じて高齢者のコロナワクチン接種推進に参加させていただいた
創意工夫が大切ですね
同族企業の強みは長期視点で戦略を考えられること
4月に会長になるトヨタ自動車の豊田章男社長には在任期間中、曲げなかったことがある。「数値目標」を口にしないことだ。
トヨタにはかつて「グローバルマスタープラン」という社外秘の長期指針があり、細かく数値目標を規定していた。
だが数字が会社と社員を縛り、さらには拡大路線に拍車をかけてリーマン・ショックでたいへんなしっぺ返しを受けた。
もっとも周囲は大変だった。同氏は数字の代わりに「もっといいクルマを」とだけしか語らず、当初は「何をしていいのかわからなかった」という社員も多かった。
だが、トップが細部を語らないことで「末端の社員が自分の頭で考え、働くことができたのも事実」とある幹部はいう。
同社は典型的な同族企業だ。
同族経営の利点は短期主義の弊害を免れ、長期の視野に立ったかじ取りができることだとされる。
豊田氏以外の歴代創業家出身者もスタイルは同じで、「自分は会社と一生のつきあいになる。来年、再来年の利益より、立派な会社に育てて次の世代に渡すのが役目」と考えてきた。
持ち時間の長さと構想の遠大さこそ、同族経営の強みだとのこだわりだ。
長期経営を貫くには四半期ごとの成果を求める株主や取締役会の追及から戦略を守り、一方で社会の要請にもこたえる必要がある。
研究者の調査によれば、同族経営がいわゆるサラリーマン経営より財務的な成果を出しやすいとのデータがある。
京都産業大学の沈政郁教授が日本の上場企業を対象に経営の効率性を表す総資産利益率(ROA、利益は営業利益を採用)を追ったところ、直近の17年実績に基づく調査(3492社)で同族企業は平均5.25%、非同族企業は同4.77%だった。
一時的な現象ではなく、データがある1956年からの61年間でも非同族企業が同族企業を上回ったことはない。
「わかりやすく一貫したビジョンと意思決定の速さが理由では」と沈氏はみる。
日本の上場企業といえば、6割が採用しているとされるのが中期経営計画だ。
中計といえば多くは期間が3~5年。うまく使えば成果は出るが、サラリーマン社長の任期と連動していることが多く、連続性に問題が起きがちだ。
ある種の短期主義だろう。もちろん同族経営でも優劣の差は大きいのだが、調査の結果から教訓を引き出すなら、長期経営の強さと良い点は映し鏡のように参考にして、「学ぶべきところは学べ」ということだ。
オランダの経営学者ポール・ルイ・イスケ氏の著作「失敗の殿堂」に、米テスラや宇宙ベンチャーのスペースXを率いるイーロン・マスク氏が事業で何度も失敗しつつ、巨額投資を続ける理由の分析が出てくる。
「マスク氏が失敗を恐れない人物だから」というより「失敗で集まる長期のデータが財産だと考えるから」だという。
日本で技術革新が生まれなくなって久しい。
重要なのは長期の視点で失敗を許容し、成長にこだわる経営があるかどうか、ではないか。
同族企業と言えば、あまり良くないイメージもあるが、長期的視野にたって物事を見るということなら、とても素晴らしい組織なのだということがわかりました。
日本電産は「同族企業にしない」とはっきりと言っている。短期的、長期的両方での成長を求められるので日本電産の社長は大変だと思う。
トップがぶれなければトヨタのように長続きするし、トップがぶれると長続きはしないでしょう
拾ったロストボール 「持ち帰ったら窃盗」の真偽
ゴルフのプレー中に、キャディーさんが「ロストボールを拾いました。
きれいだからお客さんどうぞ」と声を掛けてきました。
受け取ろうとしたところ、同伴者から「ロストボールを持って帰ったら窃盗罪になるのでは」と言われました。本当でしょうか。
林や深いラフの中にボールを打ち込んでしまうと、なかなか見つかりません。
ルール上、ボールの捜索時間は3分以内と定められていますので、見つからなければ見つからないボールをそのままにして別のボールでプレーを継続します。これがゴルフのルール上の「ロストボール」です。
捜索断念で所有権は放棄
さて、ロストボールの「所有権」は誰にあると考えるべきでしょうか。
もともとは各プレーヤーが持参したボールであり、所有権はプレーヤーにあります。
ルールや時間の関係上、一定の時間で見つからなければ捜索を断念し、新しいボールで打ち直すことになります。
その場合、捜索を断念した時点で法律上、ボールの持ち主は所有権を放棄したものと解釈されます。
では所有権を放棄されたボールの新たな所有者は誰になるのでしょうか。
実際、ゴルフ場は人工池などの底に沈んだゴルフボールを定期的に回収し、併設された練習場の練習用ボールにしたり、ロストボール業者に販売したりしています。
ロストボールの回収を断念したときのプレーヤーの意思は、そのボールを将来、発見し拾得するであろう不特定の者に対して黙示的に贈与する旨の申し込みの意思表示を含んでいるとする考え方がありえます。
これを発見し拾得した者はその申し込みを承諾してその所有権を取得する関係に立つというわけです。
次に、民法には「無主(持ち主のいない)の動産」は所有の意思をもって占有することにより、その所有権を取得するとの規定があります(「無主物先占」といいます)。
これに従い、一番先に占有した者がその所有権を取得するという考え方があります。
その場合、「一番先の占有者」は誰かが問題になります。
ロストボールを最初に見つけた人が「一番先の占有者」なら、発見者がボールの新たな所有者になるという解釈になります。
最高裁判決の事件は悪質
実は、ゴルフ場内の池からロストボールを盗んだとされる件について最高裁まで争われた刑事事件があります。
人工池に打ち込まれたボールはゴルフ場が回収・再利用を予定しているものであって、所有権はゴルフ場にあるというのが1987年に出された最高裁の判断です。
なお、最高裁は「本件ゴルフボールは、無主物先占によるか権利の承継的な取得によるかは別として、いずれにせよゴルフ場側の所有に帰していたのであって無主物ではなく、かつ、ゴルフ場の管理者においてこれを占有していたものというべきである」としました。
前述の無主物先占か黙示的な贈与かの判断はしていませんが、少なくとも、最高裁はロストボールの「一番先の占有者」がボールの発見者であるとの解釈は採用しませんでした。
この最高裁判決の結論が「ロストボールを盗んだら窃盗罪」と要約されて伝わっているようです。
最高裁の判断を広く解釈すれば、ロストボールが物理的に周囲を区切られたゴルフ場という施設内に存在している限り、プレーヤーがボールを紛失した時点でロストボールの所有者はゴルフ場ということになります。
それでは、池以外の、通常なら発見が困難な崖や斜面、深い森の葉の下などに隠れていたボールについてもゴルフ場の占有下にあるといえるでしょうか。
この点に関し、最高裁調査官による1987年の判例解説では、
①この事件で問題になったのはウオーターハザードである人工池であり、見方によってはロストボール回収装置ともいえるような場所であって、占有を肯定しやすかったが、ロストボールが散在している林や崖の場合も同様に考えてよいかどうかは議論のあるところである
②正規に料金を払ってプレーしているゴルファーがたまたま見つけた少数のロストボールを拾った場合などについては、ゴルフ場側がこれを容認しているとみられることも多いのではないかと思われる――と述べています。
ということで、
私は今まで多少ロストボールは頂いたこともありますが、それ以上にロストボールを提供しているので、あまり悪いことをしたとは感じてはおりません。
だいたいロストボールを見つけるということは、そういうところに打ち込んだということの反証であり、決して誉められることでないとも思うのであります。
高いロイヤルホスト、安いガストを圧倒の不思議
物価高を嘆く声が広がるなか、ファミリーレストランで「異変」が起きている。
平均単価の高いロイヤルホスト(ロイヤルホールディングス)が新型コロナウイルスの感染拡大前の売上高を確保する一方、低価格の「ガスト」などすかいらーくホールディングスの店舗は苦戦しているのだ。
そこには営業時間の短縮や消費者の行動変化、「ロイホ」の強い顧客支持など数多くの要因が絡み合っていた。
ロイホはコロナ前の売り上げ水準に
まずロイホについて既存店売上高の推移をみてみよう。
2022年は前年実績との比較でほぼ全月が2ケタ増。
年間累計では22.5%も伸びている。コロナ前の19年比でも1、5、9、10〜12月が増収となり、特に10、12月は2ケタ増と力強い回復ぶりをみせた。
この結果、22年はほぼ19年並みの売り上げ水準を確保した。
一方、約1300店を展開するガストや、中華の「バーミヤン」で構成するすかいらーく。
22年の既存店は行動制限の緩和などで前年同月比でこそ2ケタ増だったが、19年比では全月マイナス。
年間売上高はコロナ前の81.3%にとどまった。
ロイホの1人当たり支払額は平均2000円弱で、すかいらーくの主力ブランド、ガストは800円台だ。
物価高に伴う節約志向の状況を考えると、すかいらーく側に追い風が吹くように思うが、逆のベクトルが働いている。
なぜここまで差がついたのか。すかいらーくは「コロナ以降、深夜営業が減少し、売り上げを取り戻せない。
地方での苦戦も響いている」と説明する。
セブン&アイ・ホールディングス傘下の「デニーズ」も、同じような理由でコロナ前の水準に遠く及ばない。
外食専門誌フードビズ主幹の神山泉氏によると、「ロイヤルホストは特に店内調理を強化するなどやるべきことをやっている」点が効いている。
確かに店内に加え、各店舗向けの食材加工を請け負うセントラルキッチン、商品開発チームのそれぞれにコックを置き、味へのこだわりは強い。
店舗数についてはピーク時に377店を展開していたが、今は221店まで減っている。
量より質を重視し、ロイホの希少性が高まった面も大きいだろう。
22年に消費者の行動制限は緩和されたが、外食産業の回復は鈍い。
コロナ感染者が減ったわけではないほか、物価高によって家で料理をする「内食」や総菜などの「中食」志向が強くなっているからだ。
逆にせっかく外食へ行くならば、他のファミレスより高級感を醸し出すロイホで食事しようという消費者心理が働きやすいのかもしれない。
今回、ロイホもすかいらーくも値上げを実施した。
ロイホの場合、ブランド価値を上げた結果、影響はほぼなかった。
すかいらーくの値上げは、あえて値上げしない方針を掲げたサイゼリヤなど低価格系ファミレスの中で割高感が生まれてしまった可能性もある。
あらゆる分野に広がる物価高だから、財布のひもは緩められない。
それでもコロナの感染者確認から3年が過ぎ、外出を伴う体験型消費も楽しみたい。
そうした複雑な心理を抱く消費者に、価格以上の価値を見いだしてもらえるかどうかが、これまで以上に重要になる。
外食産業の経営環境は酒類提供制限などがあった時期より好転したものの、光熱費の上昇や働き手の確保などまだまだ逆風が吹いている。
ロイホもこのまま好調を持続できる保証はなく、ファミレス以外との競争も激しさを増す。
私は、たまにロイホへ行くが、確かに、京都堀川通沿い五条下がるのロイホはいつも混んでいる
夕方に行けば座る席さえないくらい流行っている
京都観光の際に一度寄られてはいかがですか?
市内ではなかなか駐車場付きのレストランがないのです
ロイホは市内ど真ん中ではないですが、利便性の良いところにありますよ