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2023 / 02 / 23  05:00

台湾問題 中国に有利な方向へ誘導する『認知戦』を展開

台湾・中国問題で、的確に現状を捉えてしかもわかり易い記事がありましたのでご紹介します

まとめ

武力で台湾制圧や侵攻すれば、世界中から叩かれる

中国にとってメリットどころかデメリットが多い

よって、時間をかけて中国に有利な方向へ誘導する『認知戦』を展開する

と予想されています

当りそうな気がします

 

郭育仁(Yujen Kuo)氏。2006年、南カリフォルニア大学政治学博士。16年に中山大学教授。防衛産業、日米同盟が専門。

――ロシアのウクライナ侵攻から1年、世界は何を学びましたか。

「冷戦終結から30年経った今なお、国際社会はまだ冷戦構造から抜け出せてはいなかった。

2次世界大戦後に設立され、70年以上も経った国際機関が侵略戦争に対し、全く機能しなかった。

国連安全保障理事会も拒否権を持つロシアと中国を前に機能しなかった」

――世界経済への影響も大きいものでした。

「今回の戦争は、各国が過去20年間のグローバル化の中で構築した産業や貿易といった経済構造が、いかに脆弱かをあぶり出した。

ドイツの天然ガスのロシアへの依存度はメルケル前首相の任期中の2005年から21年にかけて、35%から60%に上昇した」

「ある欧州の学者がロシアからドイツに天然ガスを送る新パイプライン『ノルドストリーム2』が開通する日は、ロシアがウクライナに侵攻する日だと予言したが、見事に的中した。

過去20年間、多くの国が戦争という隠れた政治コストを考慮せず、経済優先で意思決定をしてきた代償を今払うことになっている」

――国際秩序は大きな変化の時を迎えました。

「今回の戦争で核兵器のパンドラの箱が開いた。

北朝鮮やイランは核兵器を放棄したウクライナが侵略されたのを目の当たりにした。金正恩(キム・ジョンウン)総書記は昨年末、核弾頭の大増産を表明した。核兵器不拡散という国際的なコンセンサスは崩壊した。

プーチン大統領は43歳の時、戦時下では緊張状態を極限まで高め、相手の譲歩を引き出す戦略の有効性を論文に記したが、その理論が今、(短射程の)戦術核の使用で試される段階にまで来た」

――国際社会は今後どう対応しますか。

「脅威に直面し、ドイツも日本も防衛予算を大きく増やしている。

これまでは権威主義国家が軍事力を増強してきた。だが、今後は皮肉にも民主主義国家がそれに追随する。

国際社会は深刻な軍拡競争に突入する」

――米中新冷戦の見通しはいかがですか。

「米中対立は深まり、権威主義国家と民主主義国家のグループ形成もより加速する。

権威主義国家のトップがロシアから中国に代わり、グループはより組織化される。昨秋、習近平(シー・ジンピン)国家主席がカザフスタン、ウズベキスタンを訪問した。中央アジアへのロシアの影響力低下が背景だ。

習氏はロシアに代わる受け皿となることを熱望した。今回の戦争は長引けば長引くほど、こうして中国の影響力が増す」

――中国の台湾統一にも影響はありますか。

「中国の力はロシアよりはるかに大きく、台湾に侵略戦争を仕掛けるのは容易だ。

ただ将来、米国の地位に取って代わることを『中国の夢』とする習氏の視点から、この問題を考える必要がある。

中国は国際社会とのつながりが強い。もし台湾に武力侵攻すれば(国際社会から批判や制裁は免れず)台湾は中国の夢への足かせとなる」

――どう動きますか。

「中国の当面の目標は来年1月の台湾の総統選で(対中強硬路線の与党)民主進歩党を排除する、この1点だけだ。

選挙には資金と組織戦が必要だが、中国の資金は台湾の(非合法な)地下金融に潤沢なので問題ない」

「組織戦では、中国は今後あらゆる層で台湾との交流を拡大する。

中国への理解者を増やし、そういう人が台湾で中国の『代弁者』となり、中国に有利な方向へ誘導する『認知戦』を展開するのが狙いだ。

過去1カ月をみても非常に重要な機関の会合に、中国が私をたくさん招待してきている」

 

2023 / 02 / 22  05:00

こういう事業承継もあります。第3者に託せば、伝統は続きます

 

 

 

事業承継・酒蔵に新たな視点

 

池島酒造4代目 池嶋英哲氏

 

 

 

4代目の池嶋氏は日本酒造りへの知識、愛着のある第三者を選び、事業を譲渡した

 

1993年に父が経営していた栃木県大田原市にある池島酒造の4代目になり、2021年に事業承継・引継ぎ支援センターを通じ、酒類の小売店を営む経営者に事業を譲渡しました。

 

創業は1907年で、初代が地元を流れる箒川(ほうきがわ)の水の良さに魅了されて、酒造りを始めたのがきっかけです。

 

家訓は「主人自ら蔵に入るべし」です。

 

主力の「池錦」ブランドをつくり、65年ごろには年間10万本を生産して完売。

 

原料の米を冷たい水で手洗いするなど、機械をあまり使わずに醸造する点が特徴です。

 

生産量は多くないですが、地域限定で販売し、人気を得ていました。

 

正月も含めて休みなしで働いていましたが、焼酎などの人気が高まり、次第に日本酒の市場が伸び悩みました。

 

大学時代はレスリングで鍛え、体力には人一倍の自信がありましたが50歳を過ぎると、体が悲鳴を上げました。

 

事業承継のきっかけは、2016年に杜氏(とうじ)が病に倒れたことです。

 

酒造りの責任者で、良いお酒を仕込むには杜氏が培ってきた経験が大切です。

 

救急車で運ばれる事態になり、110年続いた生産を一時的に停止しました。

 

地域の酒蔵の支援を得て、何とか生産を再開しましたが、杜氏の現場復帰は難しい状況でした。

 

杜氏は私より10歳ほど若く、当時は後継者選びをほとんど考えていない中での危機でした。

 

長男は公務員で、重労働の家業を継がせまいと思い、第三者への事業承継を決心しました。

 

すぐに承継先を見つけるため、金融機関に紹介してもらった経営者と何度か面談し、事業譲渡を決定。

 

引っ越しの準備をしている時、その経営者から急きょ、「(事業承継は)なかったことにしてほしい」と。

 

時間や労力が徒労となり、しっかりとした企業や経営者に継承すべきだったと痛感しました。

 

その後「興味がある」「酒造りをしてみたい」などと複数の引き合いがありましたが、琴線に触れません。

 

難航のなか、紹介を受けたのが栃木県鹿沼市で地酒などを売る小林酒店の2代目でした。

 

大学時代に醸造に関する勉強をしており、酒蔵に日本酒の製造を委託して独自銘柄も製造していました。

 

豊富な知識に加えて、日本酒に向き合ってきた実績や愛着をみて、21年に譲渡を決めました。

 

歴史ある家業を終わらせるより、第三者に形を変えてでも事業を継続してもらうことが大事です。

 

興味や関心だけでなく、具体的な計画や知識、情熱を持ち、挑戦する人にこそ、安心して譲渡できます。

 

小売店ならではの視点を醸造に生かすことも期待しています。

上記内容であるが、家業を手放すというのは、創業者、ご先祖様にも申し訳ないという気持ちと、このままダラダラ受けついでもいずれ廃業するという、ことを総合的に考えて、第3者に託されたと思う。

同じような悩みをもっていらっしゃる企業さんもおられる。

民間会社に依頼するととんでもない費用を請求されるが、県や商工団体が斡旋する仲介機関であれば費用は安い。

スピード感や、情報量は劣るかもしれないが、時間があるなら、そういった機関に相談するのも良いと思います。

後継者不在のお悩みを第三者承継(M&A)で支援|滋賀県事業承継・引継ぎ支援センター (shiga-hikitsugi.jp)

 

2023 / 02 / 21  05:00

マイナカードで確定申告 医療費控除はこれでOK

確定申告スタートしました。

医療費控除などの還付申告の場合、23月のシーズンに関係なく通年行うことができるが集計の手間もかかっていた。

制度開始以来丸7年、持つ利点がないと言われ続けたマイナンバーカードに汚名返上の時がやってきた。

医療費控除は家計の味方

万事物価高の折、確定申告は数少ない確実な節約チャンスだ。

条件に該当すればお国が責任を持って税金をおまけしてくれる。

所得税の場合、自分で指定した口座に1カ月程度で現金が振り込まれるのでちょっとしたお小遣い気分が味わえるし、情報が共有される住民税も6月支払い分から減額される。

なかでも身近なのが1年間に払った医療費が高額になった場合に使える医療費控除。

家族合算で「目指せ10万円超え」

医療費控除の計算式は次の通りなので、一般には「10万円ライン」の攻防になる。

医療費控除額=2022年に払った医療費総額-保険などで補塡される金額)-10万円所得の合計額が200万円未満なら所得の5%

医療費控除額は「その分稼がなかった」ことになり、税金計算上の所得金額から差し引けるので自分の税率分の所得税と住民税(10%)が軽減される。

昨年大病やケガで入院をして100万円出費し、うち50万円は民間保険でカバーされた所得税率20%の人の場合、所得税と住民税で12万円分のメリット。

アリとナシの差は大きい。今話題の出産費用も対象になる。

一人暮らしの大学生の子どもや単身赴任の配偶者の分なども余さず合算の上、一番所得税率の高い人が申告するのがお得だ。

節税には欠かせない医療費データだけど集計が面倒……

この悩みが今年の申告から解消される。

「今月どこの病院にかかり、いくら支払った」という医療費通知情報は既に219月受診分以降、マイナポータルで見られるようになっている。

原則、受診月の翌々月の11日に更新される。

これに加え、確定申告時の利用を想定し、1年間分のデータが今後は毎年29日(原則)に一括取得できるようになる。

昨年の確定申告でも一部期間は利用できたが、112月の通年データがマルっと取得できるのは今年が初めてだ。

このデータとマイナンバーカードさえあれば、いつでもどこでもスマートフォンやパソコンを使って医療費控除の還付申告ができる。

マイナポータルの利用者登録を終え、国税庁の電子申告・納税システム「e-Tax」と連携できるように下準備を済ませた後の手順は以下の通りだ。

e-Taxで申告書の作成を開始
・提出方法は「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選ぶ
・マイナポータルに移動、カードを読み込んで本人確認
・マイナポータル連携に「同意する」
・取得できる証明書のなかから「医療費通知情報」を選択
・家族分の取得には「代理人設定」をする

保険診療分以外は忘れずに追記

所要時間は5分程度。

領収書の紙の束と格闘した経験からすると隔世の感だ。

ただし全ての医療費控除対象がカバーされるわけではない。

保険診療ではないが医療費控除の対象になる費用は事後的に手動で追記する必要がある。

体外受精などの不妊治療や歯のインプラント、レーシックの手術代のほか、市販の医薬品や通院のための交通費なども忘れずに加算しよう。その分については5年間、領収書(除く交通費)を保存しておく必要がある。

「健康保険証化」はマストではない!?

「なるほど便利だな、マイナ保険証」と感動した後、実際はマイナンバーカードと健康保険証をひも付けて「マイナ保険証化」しなくていいと知り驚いた。

確定申告に便利な1年分の医療費データは「マイナポータルの利用登録をした全ての人が利用可能」(国税庁)だという。

 

 

 

 

 

マイナンバーカードを使って利用できる行政手続きのポータルサイト「マイナポータル」

 

2023 / 02 / 20  05:00

レクサスを一番売る人が心掛けていること  中田さん  レクサス星ヶ丘店(名古屋市)

 

レクサス星が丘店は全国のレクサス販売店でも常に成績上位を争う店舗で、直近の2021年度は1位に輝いた。

中田さんは月に35台と11台を超える異例の営業成績を収めて社内トップに立った実績を持つ。

富裕層や高額な買い物をしようとする顧客から常に厳しい目にさらされるなか、どう販売につなげてきたのか。

「肌感覚で7割」は雑談

「ほとんど車の話はしないです」。中田さんが店舗に訪れた顧客との接客で重視するのは商材の車とは関係のない会話だ。

ゴルフや時計、音楽など多岐にわたり、来店客が口にする何気ない言葉や服装などから会話を広げる。中田さんは「肌感覚では7割」を雑談にあてるという。

販売台数の多くが既存顧客の買い替え需要に支えられている。

雑談をするうちに顧客の需要の変化が見えてくるという。

例えば「子どもが部活で野球を始めた」「ゴルフに関心を高めている」などとわかれば、次の車は一回り大きな車を提案できる。

レクサス車は購入した店舗でその後の点検などをする必要がある。

少なくとも数年は継続的な関係になるため、顧客は店舗の立地条件などのほか、営業マンの人となりや話しやすさをよく見る。

単なる車の紹介だけでなく、雑談を通じて顧客の印象に残れば、「一度他社の車に乗っても、数年後にまた選んでもらえることが多い」という。

 

中田さんは近年、顧客の購買行動の変化を感じ取っている。

「お客様は車の機能やスペック(仕様)を来店時に熟知している」

最近はインターネットで新車を丁寧に解説したり他社の車と比較したりする動画にあふれている。

販売店を訪れるのは実物を確かめるのが目的のケースが多いという。

営業担当者が商品知識を頭に入れているのは大前提だが「機能やスペックの紹介は営業の主な仕事ではなくなっている」。

中田さんの雑談への熱意は相当だ。

営業の仕事で意識していることについて、中田さんは意外にも「休日の過ごし方」をあげる。キャンプ、釣り、映画、ウインドーショッピング……。家でゆっくり休む日はない。

知見を広げることでより幅広い分野での雑談に対応するのが狙いだ。

ただ楽しむだけではない。

百貨店に買い物に行けば、印象に残った接客の仕方をすぐにスマートフォンにメモする。

「ちょっとした言い回しやわかりやすい説明などを参考にして仕事にいかす」。

休日は心身をリフレッシュしつつ、営業に使えるノウハウがないか常に目を光らせる。

 

素晴らしい営業マンさんですね

私も、いろんな話に合わせなければならないので、自分に関心のあるジャンル以外のことも情報収集はしています

毎日記載しているこの記事も、自分の勉強を記録に残すという意味では自己啓発なのです

滋賀県のレクサスは行ったことがありませんが、レクサス星ヶ丘店は、一度行ったことがあります

ほんとにヨソイキという感じです

あのようなお店にジーンズとサンダルで行ける人は、ほんとのお金持ちだと思います

しかしそういうラフな格好の人が実際にまあまあいて、レクサスに乗ってきて、談笑して帰っていくのです

一度行かれたら、営業マンとしても勉強になりますよ

 

 

2023 / 02 / 19  05:00

会社は人なり、人づくりに貢献する「株式会社山岸製作所」 サスティナブル企業の取組事例

 

群馬県高崎市の株式会社山岸製作所は、高い技術力を持つ精密機械部品メーカーだ。

1962年に山岸鍋夫氏(現会長)が創業し、現在は2代目として山岸良一氏が社長を務めているが、社長を含む兄弟3人の経営陣を中心に、社員一丸となって成長してきた。

同社が経営理念にもとづいて続けてきた人材育成の取り組みがSDGsに繋がっている。 

薄肉切削で北関東一の技術力

同社は自動車部品や半導体製造装置部品を製造しており、量産のほか部品の試作開発など多品種少量生産にも対応している。

徹底した品質管理と納期管理を行い、取引先からも高い信頼を集めている。

得意分野は、薄肉切削(旋盤)加工だ。高精度を保ちながら極限まで薄く削り込む加工のことで、自動車向け軽量部品や産業設備向け部品などで求められる。

5ミリ以下の板厚・肉厚の切削(旋盤)加工では強度が弱くなってしまうし、薄くするためにプレス・絞りなどの加工を施すと変形して精度が出ない。

精度を保ちながら5ミリ以下を実現する同社の技術は、2012年度群馬県優良企業表彰(モノづくり部門)大賞をはじめ、数々の賞を受賞。北関東随一の技術力を誇っている。

経営理念がSDGsにつながる

そんな山岸製作所がSDGsを意識するようになったのは、ごく最近のことだ。

20211月から3月まで群馬県が実施した「ぐんまSDGsコーチングプログラム」に参加したことがきっかけだった。

同社はSDGs目標達成のために、何か新しい活動目標を作成したのではない。

社内で長い間取り組んできたことをまとめたものが宣言書になった。同社は経営理念で「ものづくりと人づくりにこだわり、社会に貢献する」ことを標榜し、これに従って人材育成に力を入れてきた。

それが宣言書の重点的取り組みの一つ「社員がいきいきと働ける会社」となり、SDGs17目標のうち「4.質の高い教育をみんなに」「8.働きがいも経済成長も」に繋がっている。

毎週金曜、半年間の研修制度

社員を大切にし、社員と共に学びながら成長していきたいとする経営理念にもとづく取り組みの好例は「ヤマギシテクニカルセンター」だろう。

主に新入社員対象の研修制度で、毎週金曜日に丸一日を費やし、半年間の研修を実施する。

社会人としてのマナーから、図面の読み方、機械の操作方法、計画・実行・評価・改善までのPDCAの回し方まで幅広い内容で、テキストを社内で作成し、キャリアコンサルタントの資格を取得した社長をはじめ、社員が講師を務めている。

2008年秋、リーマンショックで会社の売り上げが大きく落ち込むなか、山岸社長は「厳しい状況だが、大切な社員のリストラはしたくない」と強く思った。

国の雇用調整助成金を申請し、経費削減に徹底的に取り組む一方、業務量減少で空いてしまった時間を様々な研修に費やした。

「次の成長に備え、従業員に勉強してもらおう」と考えたからだ。

地域とともに成長を

「企業は人なり」「会社の成長は人の成長」と考える山岸社長の視野は、同社内だけに留まらない。

ヤマギシテクニカルセンターでの研修は開設当初、自社社員と、つきあいのある会社の従業員が対象だったが、社員を毎週、丸々一日分を研修に出すのは難しいという事情から他社からの受講生は次第に減り、近年は自社の新入社員のみとなっていた。

しかし、同センターは中小企業として唯一、群馬県の職業訓練校に認定されてもいる。山岸社長は「今後はまた他企業からの受講生受入を進めていきたい」と話す。

一方、地域の若手経営者の育成にも力を注いでいる。21年秋から、新たに地元企業を対象とした「経営塾」をスタートした。

スタート時点で17社の地域の若手経営者や次世代経営陣を対象に、経営者として必要な考え方や身につけるべき知識、部下のマネジメントなどを、山岸社長をはじめとする山岸製作所の経営陣が講義している。

父が創業した企業を兄弟で引継ぎ、リーマンショックや米中貿易摩擦、コロナ感染症など厳しい局面を何度も乗り越え、子息を中心とした次世代に引き継ぐ準備を着々と進めている山岸社長。

その実体験や苦労話などを学ぶことは、地域で次世代を担う人たちにとって有意義な経験になるだろう。

「自社だけでなく、地域全体が“Sustainable”であるよう、地域と共に成長していきたい」と山岸社長は力強く語っている。

 

自社も大切だが、従業員、そして地域に役立つことも大切

きっとこういった会社が地元滋賀にもあると思います

 

 

2024.05.12 Sunday