いたいのいたいのとんでいけ~情報

2012-03-19 08:38:00

今年は風が強くて冷たい春が来ましたね。皆さん花粉など大丈夫ですか?

受験生やその家族の皆さんは、本当にお疲れさまでした。

 誰にとっても、良い春になるといいですね。

 

さて今回の質問は、

「筋肉をつけた方がいいですか?」

「運動して鍛えた方がいいですか?」

です。

痛みの原因によりますが、順番としては

まず、強い痛みの時は安静ですよね。

ギックリ腰なら、2~3日。寝て治します。これで半分位の痛みになります。

肩・膝なら2週間できる範囲で休養を心がけます。

痛みが鈍くなり、重たい張った感じになってきたら回復に向かっていますよ。

目安は、朝の感じで判断してください。

朝、起きた時に「痛いぞ」と感じたら、まだ炎症が残っている、無理はいけませんよってことです。

午後から夜、仕事や学校が終わってから「痛いぞ」っていう時は、その日の活動による痛み(疲労も)が多いです。

朝、痛みが楽になっていれば回復段階ですよ。

話が、少しそれてしまいました。

そこで、運動ですが

上に書いた痛みのあるうちは、まず休養。

重たい張った感じになってから、スローな運動から始めて下さい。

筋肉は残念ながら、そんなに簡単についてくれません。(特に女性の方は)

頭(脳)がここに筋肉があるんだぞって意識できる速さの体操から始めるといいと思います。

 筋肉を認識することで、そこに向かって頭から命令が送られます。

ゆっくり動くことも必要な場合があるんですね。

時間に追われて、チャッチャと動きがちですが、自分の身体の重さをグッとかけて踏ん張りながら動くと

骨や筋肉が刺激を受けて育ってきます。

一生懸命鍛えることもすごいかましれませんが、順番としては

ゆっくり動いていろんな筋肉を感じていただけると良いかと思います。

また、日ごろの使いすぎによる痛みの場合。(動きすぎによる疲労)

筋肉をつけようと、運動してしまうと

逆に筋肉はヤツレてしまいます。

この場合も、まず疲労をとるために休養してください。

ポイントは、筋肉の血流の良さと柔らかさです。

疲労が溜まった筋肉は、柔軟性が悪く血行が悪いことで傷めやすくなります。

あわてないで、休養も良い薬になりますよ。

 

 

2012-03-06 10:09:00

まだ北の方は雪で大変ですね。

自分の息子も仙台に居るので、震災含め寒さとかみなさんの生活が気にかかります。

早く、穏やかな季節がくるといいですね。

 

さて、以前の四十肩デビューの方のその後です。

拘縮の運動療法に先立ち、きちんと肩の状態を知るために、

クリニックでレントゲン・超音波・MRIの追診をうけました。

結果は、腱板の部分断裂

ケガをしてから、ずいぶん放置していたので拘縮を伴ってしまったんですね。

 

数回、ブロック注射・関節注射・ヒアルロン酸注射を施行。とともに

運動療法を徐々に行っています。

痛みはほぼ消失され、

前に伸ばす、腕を挙げる。はまだ痛みを伴いますが

以前より、ずいぶん動かせる範囲が増えてきました。

これからは、リハビリ次第です。

 

しかしながら、腱板の損傷は治癒することはなく、キズは広がる可能性が高いため

運動としては、

肩より上にグッと挙げることは避けて進めていきます。

肩甲骨周辺の筋肉、上腕の筋肉、胸の筋肉、などの運動で可動域をひろげ

拘縮状態の改善に努めます。

患者さんと一緒に根気よく、がんばりますよ~

 

 

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