いたいのいたいのとんでいけ~情報

2012-02-27 18:24:00

日差しは春らしくなってきましたが

冷たい風は、まだまだストーブが離せないですね

乾燥とほこりや、これからは黄砂なんかも交じってマスクも離せないです

こんな時ほど体調管理しましょう

 

傷めてみえる皆様が、よく疑問に思う

冷やすの?あっためるの?

にお答えします。

打った・捻った・ひっぱった。 はもちろん冷やして下さい。

痛みが長く続いて(慢性?)は、周辺の筋が血行が良くなるように冷気は防いでください。

突き指・捻挫・肉離れはもちろん冷却安静固定。

ギックリ腰・寝違いも冷やして下さい。

肩が突然痛くなった。も冷やします。(2週間ほどは急性炎症期)です。

腱鞘炎なども初期は冷やす。

いずれも、2週間以降は温めていただいて大丈夫です。(症状によりますが)

スポーツ障害は、症状によるのできちんと診ていただいて下さい。

冷やす時は、お菓子などの保冷剤は凍傷の危険のため避けてください。

冷えピタなどの身体用冷却剤、無い方はおしぼりを冷蔵庫で冷やして代用か氷嚢を使って下さい。(冷たい事が苦手な方は無理しないで)

温めについては、気持ちよい方法を見つけていただければいいかと思いますが、関節部を温めるより周辺の大きな筋肉を温めた方が効率的に感じます。

腰なら、お尻のほっぺのところとおへそのところ。

肩なら、肩甲骨の間、です。張るタイプのカイロなら便利ですね。

 

 

 

 

 

2012-02-20 16:41:00

またまた肩の続編です。 

 

肩はたくさんの様々な方向に動く関節ですが、

様々に動くために、たくさんの靱帯や腱などがゴムバンドのように筋肉と骨を繋いでいることで

上手に回すことができるんですね。

でも、

次第に生活習慣の中で、いろんな動きをしなくなって同じ動き(方向)ばかりの生活を繰り返していると

使われない(部分)組織が弱ってきて、いたみやすい状態となってきます。(乾いた使い古しの雑巾のように)

「筋肉が落ちる」とよく言いますが

腱や靱帯、骨も痩せてくるのです。

 

たくさんの方向に動く肩。ですが普段人は身体の前でしか腕を使わないことが殆どですね。

デスクワーク、車の運転の多い人、手先仕事の人 などがそうですね。

動きが偏ると筋肉の血流が悪くなって、柔軟性がなくなる。

痛みやコリの原因です。

だからって首や腕をむやみにグルグルまわすと、筋肉だけが引っ張られてかえって傷めることに。

肩は、腕と肩甲骨で協力して動かしていますが、体操としては

この肩甲骨「天使の羽根」をクルクルうごかすことで、周辺筋は抜群にほぐれてくれますよ。

では、一度試しにやってみましょう。

 

天使の羽根体操

 

まず、まっすぐ立ちます。(椅子に腰かけてもいいです)

両手を脇の下にもっていき、そのまま身体に沿って下にストンと降ろした状態がまっすぐですよ。

初めは鏡で確認されるといいですね。

 

①両手を身体の横から広げます。脇の下が90度までです。肘をまた90度曲げます。出るという字の形です。(胸を張った状態になりましたか?肩甲骨同士が背骨に寄りますね)

 

②そのまま、両腕を身体の前にもってきます。両方の手のひらから肘までをくっつけて下さい。(肩甲骨がグッと外にひらきましたか?)

 

③その状態で、上の方にグーッと挙げれるだけ挙げてみて下さい。(腕から脇下・腰横などがクーっとなってますか?)

 

④限界の位置から、肘を広げ、ゆっくり①の基本姿勢に戻って下さい。

 

この一連の動きを、ゆっくり1分間繰り返して下さい。

肩甲骨をしっかり動かすことで周辺の筋肉が柔らかくなり、いい肩コリ首こりストレッチになります。

ポイントは血行が良くなることと、筋肉の柔らかさです。この2つに効果ありますよ!

 

2012-02-17 17:52:00

先回に続き、肩の痛みについて少し詳しく説明しますね。

肩関節は炎症が起きた時、骨に異常があることは少ない方で(大きな衝撃のケガは例外)

骨を繋げている靱帯・腱・腱板、筋肉、滑液包の障害のことが多いです。と先回書きました。

レントゲンで見えるのは骨と空間で、ほかの組織はエコーかMRIで見ます。

病名としては

腱板損傷・断裂、

腱板炎、○○腱炎、○○滑液包炎、○○靱帯損傷・炎症、肩鎖関節炎、烏口突起炎などこれらを肩関節周囲炎、

急激に痛くなって腫れが出る時は、石灰沈着性腱板炎など

石灰沈着の急性炎症は鎮痛処置(整形外科では局所注射)で早く改善していきます。

一方で、腱板の損傷の場合は治癒することがなくそのまま傷ついた状態で経過します。

劣化しやすい組織のため加齢により、自然に気づかないままの人もみえます。

高齢でなければ、断裂で運動制限の強いときは外科的処置となるものです。 

ほかは、スポーツ障害となりますが

複雑な関節のため、症状に応じて

整形外科の診察と連携をとって注意深く施療を進めていきます。

肩の痛みを、

すべて「五十肩」とひとからげにしてはいけない部分という事なんですね。

 みなさん、注意しましょうね。

 

2012-02-15 16:19:00

おみえになる方に

「冷たかったでしょう 大丈夫でしたか?」

の、挨拶が合言葉の毎日です。まだまだ春遠からず…

雪の多い地方の皆さんはさぞ大変なんでしょうね

 

先日、自分と同じ年代の方が来院され

「もしかして四十肩ってやつですかぁ?やばいなぁとうとう四十肩デビュー?!」と笑ってこられました。

明るい人ですね

原因は、無理に肩を捻ってしまい痛みがあったのに放置。

痛くてあまり動かさないでいたとのこと。

数週間経ち、状態は

「腕が前に挙げれない」「横に挙げれない」「後ろに回せない」「反対の腕に届かない」

典型的な肩の拘縮状態。

残念ながら拘縮肩=五十肩(四十肩)です。

できるだけ早くほぐしていかなくては。

肩関節は、骨のトラブルより関節筋肉周辺組織の筋肉、腱や靱帯、滑液包(関節の袋)の炎症、損傷が原因のことが多いです。

この方の場合は、無理に捻った(捻挫)ことで炎症がおき、痛くて動かせない。

炎症は2週間ほどでひいてきますが、動かさないようにし続けたため

血流が悪く周りの筋肉が硬くなり、炎症のひきかけた滑液包なども動かさないことで中の関節液(滑液)が増えず

そのため、関節を包む袋も縮んだままで

結果、肩全体が硬くなってしまった(癒着の可能性あり)。ということでしょう。

凍結肩ともいわれます。

肩の骨頭は関節液(滑液)から栄養をもらうため、このまま放置すると滑液が足りず

骨が委縮し将来、変形性肩関節症が心配になります。

治療は

物理療法といわれる、電気・温熱・光線療法と運動療法を組み合わせて

この硬くなった組織をほぐしていきます。

肩から腕にかけてのけがは、

2週間ほどは急性炎症のため安静にします。

3週間以降はその方の状態をみながら、少しずつ動かしていきます。(個人差はありますが)

運動療法を適切に始める事で五十肩に移行するのを防ぐことができます。

ケガが原因でなくても、年齢とともに組織が衰えることでなってくることも多いので

あまり放置して、こんなデビューしないようにしてくださいね。

 

 

 

2012-02-11 10:13:00

こむら返り

とか、つった。とか言いますね。

どうしたらいいですか?とのこと。

つるのは、筋肉が痙攣・収縮してしまうからですが、

起こった時はまず、

あわてず、ゆっくり何回か深呼吸をしてください。

深呼吸である程度リラックスし緊張を和らげます。

これで大抵はおさまってきます。

その後足なら、関節を緩める感じで膝を曲げて

冷えないように衣服や掛物で保護してくださいね。

つっているときに、無理に伸ばしたり引っ張ったりすると、緊張している筋肉が傷つくことがあり

後で痛くなってしまう原因にも。

普段の運動不足や疲労の溜まりすぎが原因だったり

同じ姿勢で立ったまま 座ったままが多い方も。

良くおこる方は、寝ているときに膝や身体が伸びきって動かない寝姿をしていたり

足が引っ張られるような体制での寝姿だったり。

膝を曲げて、寝がえりをしやすい寝具にしたり

保温、入浴以後のストレッチマッサージなどできると良いですね。

ほかに

足の指がつってしまう場合ですが

足の甲にも裏にも、筋肉があります。足指をまんべんなく動かしていないとつりやすくなります。

先の細い靴を履くことが多い方、

指がくっついてしまっている方(外反母趾・内反小趾)

足指の運動をおすすめします。

 

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