いたいのいたいのとんでいけ~情報
今回は、何かの時に役に立てれば。という思いでお伝えします。
接骨院には、身体の痛みでお見えになる方ばかりですが
その中でも、内科の病気が原因のこともしばしばあるのですね
以前お伝えした、
結石やヘルペス(帯状疱疹)などのほか
脳血管や心臓、動脈の異常からくることも。
2つのケースを紹介します。
まず、
この夏前の患者さまです。
70初めの女性、昨夜から腰の痛みがあると来院されました。
鈍痛が続いています。
話をしていると、少し舌が回りにくいかなという話し方。ろれつが回らない手前というような。
多い発汗。
血圧を測ってみると200超えています。
ご本人は、いたって意識も明瞭で話方も元気だったのですが
ビックリするといけないので、高めである旨説明し
すぐ近くの病院にお連れしました。
結果、脳梗塞で入院となりました。
処置が早く予後も良かったです。
脳梗塞で腰痛とは結びつきにくいですが、梗塞している部分によっては起こりえます。
昨日のケースです。
前日夕、首が回らない。痛い。とお見えになった80代女性。
美容院でパーマをかけたので、半日座ったりシャンプーしたりですごく疲れた。これがいけなかったのかな?と。
こちらも、それが原因の可能性が高いとみて安静鎮静治療しました。
翌朝、夜も痛くて苦労した。と来院。
横になって治療し、普通に話し施術終了。
起きて座るととてもしんどそう。痛みも強い。と
生あくびされたので、おかしいと思い
すぐ横になって、脈をとると徐脈の弱い拍動
血圧が50台。でも会話が普通に可能。
「普段は120位」と。「そんなにひくいかね?」「いくつ?」など話出来るので
間違いかと測りなおし。やっぱり低い
看護師時代でもこんな血圧低下で話できた人はいなかったのでびっくりしましたが、
すぐ救急車で病院へ。
結果、心筋梗塞。
左に痛みが出ることは分かってはいましたが、
左だけでなかったのと
急性的でなく、高齢であるためか
前兆や症状は様々なんだ、ということを改めて感じた出来事でした。
無事処置ができ、大事にいたらずほんとにホッとしました。
大切な命にかかわることなので
もしものときに、誰かの役にたって早期に発見できる情報になればと
ここでお伝えさせていただきました。
すっかり空が高くなりました。
近くの学校で、運動会の練習の音が聞こえてきます。
のどかですね
反面
各地で大変な自然災害が頻発して、心配です。
早い復興を祈ります。
肩の痛みで来院される方も多いですが
少し間違ってしまって悪化させてしまったケースが多いので
再度お伝えします。
以前にも幾度か肩の痛みについて載せてきましたが
肩が痛くなった時・違和感を覚えた時は
まず、出来る限り安静を心がけて下さい。
痛みの原因は様々ですが、ほとんどは2週間ほどの安静が必要です。
外傷(ケガ)の時は、受診をおすすめします。
最初に安静、アイシングなど冷やすことは、
炎症を最小限に止めることが目的です。
肩は関節の骨だけでなく、関節周辺組織である軟部組織がたくさんあって
関節が多方向に動くようになっています。
無理をして使っていると、周辺組織に負担がかかり炎症が広範囲に広がってしまいます。
これが、肩関節周囲炎となって
ゆくゆく、凍結肩=五十肩で辛い症状となります。
まず
2週間安静ができ、痛みが治まってきたら
炎症が落ち着いてきたということです。
この最初が肝心なので、頭のどこかに置いておいてくださいね。
それからの治療や改善方法は
過去に色々記入してありますので、よかったらご覧ください。