いたいのいたいのとんでいけ~情報
こんにちは
新聞の抜粋で失礼します。ためになる特集だったのでお伝えしていきますね。
江戸時代の学者:貝原益軒の養生訓 続編です
養生の四つの基本から
★健康
「労働と健康」
健康でいるためには、適度な運動が必要である。
適度な運動は、すなわち働くことも意味し、勤勉に働くこと自体、健康法なのである。
神様でさえ働いているのだから、人も勤勉でなければならない。
「流水とたまり水」
人の体は、時々運動をし、手足を働かせ、よく歩き、同じ場所に長時間座らないようにすれば、健康でいられるものだ。
流水はくさらないが、たまり水はくさる。
開き戸の開閉する軸は虫は食わない。
つまり常に動いているものは、悪くなりにくいということである。
「適度な運動」
家にいるときは、自分の体力にあった労働をするのがいい。
立ったり座ったりする動作にかかわらず部屋の中ですることは、なるべく自分で行うのがよい。
常に体を動かすようにしておけば、気と血液がよく循環し、食べ物もよく消化するので、病気にならない。
しかし、無理をするほど動きまわったりするのは、疲れるのでよくない。
自分にあった適度な運動をするのが一番よい。
「たばこの罪」
煙草は毒である。
煙を吸い込むと目が回り倒れることもある。
習慣になれば害も少なくなり少しは益もあるといわれるが、害のほうが多い。
習慣になると、煙草をやめられなくなり家計にも負担をかけることになる。
「徳と健康」
穏やかな気持ちでいれば、おのずと徳が身につき、健康になる。
しゃべりすぎの人はいつも心が乱れるゆえに、徳を損ない、健康を損なう。
徳を損なうということと健康を損なうということは、同じものである。
「繰り返してこそ養生」
善悪とは、毎日の生活の繰り返しにより生じる。
養生の道も同じで、いつも欲を抑え慎みをもつように努力しなければいけない。
毎日繰り返せば習慣となり、養生の道も苦痛でなくなる。
しかし、毎日なにも行わなければ、養生の道はとてもつらいものとなる。
文明社会で便利が当たり前の生活をしてきた私には
耳が痛い教えでした。
みなさんはどうでしたか?
たしかに、同じ所でとどまっていると、身体が痛くなります。
座ったままでいると腰痛になりやすい。肩こりになりやすい。ということでしょう。
田植えも終わってカエルの合唱が賑やかです。
気持ちのいい陽気ですね~
今回は中日新聞サンデー版特集の
「養生訓」がとてもためになったのでその内容をお送りしたいと思います。
300年前の江戸時代
貝原益軒という学者が予防医学書として「養生訓」を記しました。
時代を超えて読み継がれ現代人の心にも響く教えです。
まず
養生の基本とは
「欲を少なくし、環境から身を守り、身体を適度に動かし、睡眠を控えること。この四つが養生の大要である」
4つについて
①健康
②心
③食
④欲望
を次回から順番に送っていきます。
ほかに
「人生の三楽」とは
★長生きして長く久しく楽しむこと
★健康で楽しむこと
★道を行い心得違いせず、善を楽しむこと
であって、いくら金銀財宝の富や権勢名誉があっても、この三つの楽しみがなければ真の楽しみは得られない。として富貴は楽に入れていません。
あと薬については
病気に罹っても名医が居ない時は、薬をのまず、ただ病気が治るのをまつべきだ。
早く病気を治したいと思って医者を選ばないのはよくない。
悪い医者が病気にあう薬を出すことはまれである。
薬を意味無く使うと、身体の調子を崩し病気になってしまう。
胃腸を整えておくには、ふつうの食事をしていればいい。
薬を常用してはいけない。
生まれ持っている寿命を延ばすための薬というものはない。
長生きの薬として、使われているものには効果はない。
養生とは、生まれ持った寿命を保つことである。
なるほど!!ですね。