ごあいさつ

インフォメーション

2020-02-18 08:45:00

学生時代から苦楽を共にしてきた友人が副会長をしているので、この会には出るようにしております。麻布大学の外科の教授が退官される前の最後のセミナーということで、基本的な手術について来月にわたり2回行われる予定です。

大学というところは情報が入りやすいところなので、現在どんな手術にどんな糸が使われており、またどのような縫い方、切り方、結紮の仕方が流行かなど、結構興味深い内容でした。何年も手術に携わっていますとどうしても自分のやり方に偏りが出てしまうのですか、時折修正することも必要かと感じております。

何年か前のことですが、若い先生に、私が習得していた技術について批判されたことがありました。私も納得がいかなかったので、様々な文献を読んだうえでもう一度話をしたのですが、すでに現在では受け入れがたい技術であると反対されました。しかし10年の時を経て、その時の新しい技術を今回のセミナーでは都市伝説と言い切っておりました。しかし学派という壁もあり、今回の講師の見解が本当に正しいのかどうかはわかりませんが、少なくとも私は症例に対してフレキシブルに対応するのがメスを握る人間の務めであるように考えております。