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2018-08-07 15:22:00

様々なセミナー会場に行きますが、今回の東京大学の弥生一条講堂は私の好きな場所の一つです。東大の環境は学ぶことに適していると思います。どうせ行くならこういうところに入れるようになりたかったと今更ながら後悔しております。

さて今回のシンポジウムでは多くを学ぶことができました。獣医師が気を付けるべき伴侶動物由来人獣共通感染症、特にSFTSについて最近の知見を勉強してきました。まだまだ関東では大丈夫でしょうと思っておりましたが、野生動物の抗体検査により東北まで陽性の動物がすでに出ております。多摩川河川敷で犬や猫についたダニが感染しているなんてことは、もう目と鼻の先にまで来ております。しっかりと通年のダニの予防を奨励していくつもりです。

もう1つ、トピックというか、以前からある程度知ってはいたのですが、狂犬病ワクチンの実態についての報告です。もう何年も前から海外では3年間有効なワクチンを取り入れております。先進国だけでなく、ほとんどの国がすでにこのワクチンを使っているそうです。なんと日本のように古典的な1年に1度打つタイプは我が国以外には中国の一部しか使われていないそうです。なんて情けない話でしょうか、日本は世界的にも稀な狂犬病とは何十年も無縁な国家でありながら、どこからどう考えても納得がいきません。どこのどいつが、この古典的なワクチンに執着しているのか、なぜ新しいワクチン導入を拒否しているのか、導入しないことにより誰が得をしているのか。ここでもまた政治と企業と何とか会の関係だなと思うと、巻き込まれている犬たちに申し訳ない気持ちになりますね。