ごあいさつ

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2018-05-30 08:50:00

企業セミナーでした。体調面の不安で夜のセミナーを控えていたので、リハビリもかねて、あまり興味もそそられなかったのですが、参加しました。お決まりのお弁当ですが、懐石風で良かったのですが、何がコンセプトなのか伝わってこない、国会中継のようなお粗末な内容でした。さてセミナーです。皮膚科の専門医ということでしたが、皮膚科診療で、皮膚しか診ないなんてことは誰でも承知していることなので、わざわざタイトルに書くぐらいなので何か面白い事でも出てくることを期待しておりましたが、帰り際に大学の同級生に久しぶりに会ったことが唯一のトピックでした。彼とは40年来のそれこそ腹心の友です。6月の17日に福島の原発圏内に行きちょっと大きめのプロジェクトをするメンバーにも入っております。

私くらいの歳になると何をするにも、また誰と会うとしても、また誰の話を聞くとしても、さらには何を食べるにしても、本物を追及するようになります。というのは若いころと違い、恐らくは自分に限られた時間しかないことを体や心、そして頭が察知しているからだと感じております。若いころは何度失敗してもやり直し、いつか成功すれば良いとか、失敗しても過程が納得のいくものであれば良いとか考えておりましたが、もはやそうも言ってられないと最近は思って生きております。

誤解を受けてしまうと困るのですが、今回のセミナーの講師の先生は、真面目そうで高感度が高い人物だと思います。私事ですが、講師の勤めている病院の医院長は眼科の専門医で、35年くらい前、私が日本人では珍しく一人旅を兼ねて、小動物診療のレベルの高いハワイに病院見学に行ったとき、現地でお会いした唯一の日本人です。私が若かったせいもあり、ハワイで多くのことを学び日本に持ち帰ってください、みたいなことを私におっしゃってましたが、私は、おまえのハワイか?、と腹のなかで返してやったことを覚えております。どうやら私は若いころから、問題があったようです。