ごあいさつ

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2018-03-01 09:41:00

シックデイ。と読みます。すでに医療現場で働く方々は御存知でしょうが、糖尿病の患者様が他の病気に罹った時のことを呼びます。狭義な意味では糖尿病から出た言葉ではありますが、広義な意味では、慢性疾患で多くの薬を服用している人が例えば他の急性の疾患、例えば風邪でも良いのですが、食べれなくなった場合にいつもと同じように大量の薬を服用してしまうと、何か体に異常をきたしてしまう状態のことを言います。難しいので私の身に先週何が起きたかを御紹介しながら解説します。

1月20日夜、看護師長、三國大介に移された風邪は非常に性質の悪いもので、食べることの大好きな私が突然食欲がなくなりました。その後全く食べれず飲めず、24日、それでも診療しながら、持病の糖尿病の管理だけは自分でしていました。つまり食事をとれないので、低血糖にならないように普段飲んでいる薬をコントロールしていたのですが、うっかりと高血圧の薬は何時ものように服用し続けました。医院長室で仮眠していましたが気分が悪くなりトイレに行こうと立ち上がり3歩目まで覚えておりますが、倒れました。スタッフの話では1分近く倒れていたとのことです。救急車を手配しているときに私が目覚め、キャンセルしました。25日医者に行き、脱水と低血圧により気を失ったことがわかり、ここまで大事になってしまった自己管理の甘さに落胆しました。つまり脱水と低血圧状態にもかかわらず普段服用している血圧降下剤を飲んでしまっていたことで、虚脱、低血圧で気を失ったというシナリオでした。

獣医師ですらうっかりと内服を続けるとこんな感じになってしまうのです。皆様も御注意を。動物に毎日薬を飲ませている方も。


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