ごあいさつ

インフォメーション

2018-01-21 10:18:00
shimozawagahaku.jpg

以前も御紹介しましたが、大学の同級生で中央競馬会の獣医師でもある美術家の下澤氏が訪ねてきてくれました。このたび全日本美術新聞の新年号に蹄音Ⅱという作品が掲載されたので御報告させていただきます。現在この作品と似たものが院内に掛けてありますのでご覧ください。

さて春ごろまでに彼が私の所と川崎の同級生のクリニックで個展をすることが決まりました。題材は犬と猫です。御希望の方は数枚の写真を提出していただければ油絵のF3号で描いてもらえます。そのまま購入されたい場合はお申し出ください。、購入されなくても全く問題ございませんが、もし売れたら私の主催している、もーもーガーデン桜プロジェクト、という福島の原発被災地の牧場を桜の名所にするプロジェクトに多額の寄付をしてくれるそうなので、私としてはぜひ買っていただきたいと思ってるのですが。

私ごとではありますが、実は古美術商の免許を持っていまして、プロの美術市なども足を運んでいたこともあるのですが、残念なことに日本という国は美術家にとっては生きていくのが大変な国です。つまり国民が美術品を楽しむという習慣が先進国としてはなさすぎるのが現実です。もう少し美術や芸術に目を向けることができれば、国家としても金銭的ではないのですが、精神的な豊かさが生まれてくるのではないでしょうか。40人の同級生獣医師のなかで学者や研究者は結構いるのですが、一人ですが芸術家がいるということは私にとっては大いに誇らしいことです。

以前ハワイに医療器具などの購入目的で定期的に行っておりました。現地には日本の獣医大学出身のスタッフがいたのですが、私がかならずホノルル美術館に行くので、こんなことを言われました。日本から来る獣医師は多くいますが、ブランド品を買いあさり、マリンスポーツを堪能し、安いツアー、このパターンがほとんどですよ。他の国の獣医師たちはゆったりとした時を過ごし、先生のように美術館や博物館に行ったりしてますけど。

簡単に言うと、金があるのなら、人として評価されるようになりなさい。又なれなくても常にそうなれるように意識した行動をとりなさい。多分腹の中では、だからおまえらは低くみられるんだよってな感じですかね。

これって、日本に来る爆買いする人たちに言いたいですね、やばいからこの辺でやめときます。