ごあいさつ

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2017-12-31 09:50:00

1次病院でも難しい手術を行うこともあり、場合によってはかなりの人手が必要になることもあるのですが、一般的に少なくとも何人いれば全身麻酔下での手術が安心かつ安全に行われるのか。これはあくまで個人のスキルは参考外です。中にはスーパードクターもおられますので。普通に考えると少なくとも3人は必要です。

執刀医、麻酔医この2人は獣医師です。もう1人は外回りの仕事をする人、これはベテランの看護師が望ましいですところですが、訓練を積めば新人でも、また看護師でなくとも可能なポジションです。執刀医は全身に滅菌されたもので覆われております。したがって滅菌されていないものに術中に触れることは不可能です。ということは滅菌していない物の扱いをする外回りの人間が必要となるわけです。当然麻酔医は持ち場を離れることは許されないポジションです。

私はどんな小規模のクリニックでも手術をするのなら最低3人は確保すべきだと考えております。しかし新規に開業をするとき、医院長が経営者としたら、獣医師1人と看護師1人を最初から雇うことは経費面から考えて大変になってきております。ならばどういう方法があるか、それは病院を継承していけば良いのです。以前は臨床に進む獣医師は皆開業していましたが、現在では病院が増えてきましたので、ある程度充実している病院を継承することこそ皆がウインウインに繋がるスマートな手段だと考えます。