ごあいさつ

インフォメーション

2017-10-19 09:18:00

専門医と一般の主治医との違いが大きく出てしまう領域です。

一般的には1次病院にCTやMRIのような超大型で高価な機械はありません。あったとしてもポータブルで性能が極めて落ちるものです。しかし、神経科があるような2次病院では当然しっかりとした機械があるわけです。専門医は当たり前のように単純X線の画像とCTやMRIの画像を見て両者の比較検討をしてるので、ある症例では単純X線の画像だけでもかなりの診断ができるという目を習得しているのですが、私たち1次病院の獣医師は最初から単純X線画像のみで診断していかなければならないので、ここに大きな差が生じるのです。

簡単に言うと、結果がわかっていて単純X線画像を見るか、最初からX線画像のみで判断していくかということです。

結果。この分野を私たちが専門医からアドバイスを受けて学習することはもちろん大切であるが、深入りすべき分野ではない。神経障害は速やかに2次病院を紹介することが私たち主治医の最良の仕事だと考えます。治るものを治すための正しい判断をしていくためです。

本日も面白くないお知らせになってしまったので、もう一言。週一回のセミナーは神楽坂で夜8時から10時まで毎回違う講師がセミナーを開催しております。心臓病学が最も人気のようで毎回満員、一方昨日のような神経系や皮膚病などは約半数。私は基本毎回出ているのですが、この人気の差を毎回、遅いディナーを食べながら一人で比較検討しているのです。クリニックからオートバイで行くので夜の神楽坂、四谷、青山、六本木あたりを通ります。当然夕食は糖尿病患者にあるまじき内容になるのですが、週1の楽しみということで、良しとします。慢性病の動物たちも処方食ばかりではさぞ味気ないだろうなと思う瞬間です。少々ルートを換えれば歌舞伎町もいいな。