ごあいさつ

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2017-10-11 09:08:00
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私が福島の原発事故後に立ち上げました、災害後の生態系がどうあるべきかを考える会。お陰様で1000人以上入会していただき、これからも生態系の重要さが思考の足りない国会議員にも届けば幸せな限りですが、現状をを見ますと、車に乗って、あるいは駅前で他人の悪口の言い合いをする2世、3世議員。お笑いとしては、小泉、小池劇場などは笑えますが、税金を払ってまでも見るほどの価値はございません。

さて、私はかねてより福島の機関困難地域に取り残された生命たちにどのような未来が待っているのか、残念なことにチェルノブイリは地球規模という観点からは、私たちが学習すべき点は少なかったわけですが、ここは日本、世界に向けて、原発事故の顛末を可能な限り学習し、反省し、どうしたらよいのかというノウハウを確立し、配信していかなければならないと思っております。

今回、取り残された産業動物だった黒毛和種7頭を除草牛、つまり除染の一助にすることで殺処分を拒否し、牧場まで作ってしまった若い女性、谷氏から牧場の記念式典に招待を受けたので、会のメンバーの獣医師の矢口先生と造園の専門家の西谷氏と3人で参加してきました。

以前の牧場は圏内でしたが、僅かに移動し圏外に東京ドームほどの牧場が完成し1年。都会育ちの谷氏がボランティアとして牛を譲り受け小さな牧場を継承してから6年以上の月日が流れましたが、その間想像をはるかに超えるような苦労をされてきました。私たちもサポートはしましたが、圏内の近くに移り住み、毎日牛の世話を、まして素人が1人でよくぞ頑張ってこれたと、あらためて感心しました。

谷氏の頑張りに勇気付けられたのでしょうか、あるいはかわいそうにと思ったのか、現地でも年々協力してくださる方々が増えてきました。原発の是非を論じる前に事後処理から真剣に取り組むことを掲げる党が出ないことが不思議でならない。事後処理の重要性と必要性、さらに実行を真剣に取り組んでみたら、もはや原発の是非など論じるに値しないことは明白だと思うのですが。