ごあいさつ

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2017-09-21 09:37:00

先ず忘れないうちに、本日は企業主催のセミナーですので、お約束の弁当がでます。これの評価。素晴らしい、担当者に最大の評価を与えます。聞くところによるとこの会社が初めて自社単独で行ったセミナーということで、夜遅くいただく事に配慮された消化のよさそうな上品な懐石風弁当。ピンクの風呂敷に包まれて見栄えも良く、学習意欲が増すように気を使ったのでしょうか、じつに満足でした。

ところで統合医療、聞きなれない単語ですが、かつての代替医療のことで、つまり西洋医学以外の治療法を一般にさします。

たまにこういうセミナーも面白いなと思い行ってみました。西洋医学を40年間勉強してきた身ですが、まだまだこの分野も勉強することだらけだと思ってはいるのですが、たまには違う目線から見ることも勉強になります。

この手の学習の場が、西洋医学をドロップアウトした方々の吹き溜まりとなるのではなく、本来の基礎から、例えば漢方なら、東洋医学的な体の解剖から血の流れのようなところから入り、それこそ診療の場にデビューするには10年以上、その道に精進した方々の勉強の場になるよう、今後大学の関係者に期待します。

統合医療は、過去の学問なのに遅れている。西洋医学は未来の学問なのに進んでいる。これが医療従事者としての私の感想です。

私はサプリメントは診療の補助として使いますが、過大な評価ができるほどの価値は未だに見出してはおりません。

西洋医学では偶然のように助かった命を、奇跡と呼び、統合医療ではそれを当然と呼ぶことが、ちょっと違和感がありました。