上野貴子からのお知らせ
早春のチューリップ
風邪ひいてませんか?もう暦の上では春ですが
なんでこんなに風邪だの花粉だのと
体調が良く無い日が続くのでしょうか!
こんな年には何かの天変地異が起きるのかも知れません。
ああ!関東大震災?大雪?津波?
何だか良く無い発想がどんどん浮かびますが
実は、この風邪で身内にお葬式が出てしまったりして
今年は、我が家では、この新型ウイルス対策が大変です!
何とか新しい元号を知らないうちには死ねないぞ!と元気を取りもどそうといたしております。
そんな、早春。何とかアクティブになるために
お部屋にチューリップを飾りました。
お花には人間を元気にしてくれるパワーがあるってご存知ですか?!
これは、本当なんです。
だから、人は喜怒哀楽、悲喜こもごも、折に触れて、お花を飾るんです。
こんな時は、特に春の花のチューリップを飾って
自分を元気ずけなくてはいけないと思いました。
ピンクやレッドを織り交ぜて春らしいお花に元気を貰い
何とか力が出て来た私です!!!
チューリップと言えば、大きな花びらが定番ですね。
ところが、最近ではシンプルな大きな花びらばかりではないようです。
毎年新しい品種が誕生しているですって!
今では約8、000種以上あると言われているんだそうですよ!
オーソドックスな一重咲きから、幾重にも重なるぽってりした八重咲き、ギザギザな花びらが個性的なフリンジ咲き
めらめらと焔のようなインパクトのある変り咲き
などなど、日本では、2月~3月のちょうど今頃がお花屋さんに届く頃です。
しかも、チューリップは、光りに敏感なんです。
暖かすぎると、すぐに開いてしまうし、しんなりと下を向いてしまいますね。
それでも夜の空気がひんやりと冷たくなると、またシャキっと背を正してきてくれます。
そんな、変化を一緒に楽しむのも、春の訪れを感じるには素敵!
窓辺のチューリップが今日はどんな表情をしているのか
毎朝違う表情を見せてくれて
こんな可愛いお花はチューリップだけかも知れませんね。
さァ、今日もチューリップにおはようと朝の挨拶をして
一日元気にアクティブに過ごしま~~~す。
お正月を迎えて
2019年1月1日
明けましておめでとうございます。
昨年には何かとお世話になったままの方が沢山います。
なかなかお礼が出来ずにご無沙汰してしまっていることをどうかお許しください。
2018年は激動の年でした。昨年の漢字が「災」という事ですが、本当に自然災害の恐ろしさに毎年びっくりさせられるばかりですね。
春の初梅の咲く頃に俳句界では大きな出来事があり、その後、桜の頃には年度の変わる慌たださばかりに追われてしまいました。
そうして、迎えた夏の俳句記念日では、どうにか目標が達成できたことが、昨年の何よりの成果です。
俳句記念日は昨年で5回目となり、どうにか続けて行く覚悟のような気構えが出来ました。
2019年には平成が最後を迎え、新たな時代が始まります。
戦争を知らない世代の時代がとうとう来るのですね。実は、私もその世代なので、心が引き締まるような気持ちです。
沢山の出来事があった平成の30年間を思い返すと
この先にいったい何が待っているのか、まったく想像が出来ません。
まるで、楽しいお正月のお節料理のあとに太ってしまわないかと心配なような、そんな気持ちです。
兎に角、これからは人生100年時代と言われるくらいに、まだまだこれから!
私も一人の人間として、どうこの先の人生を生きて行こうか。生きて行けるのか。
一抹の不安が過ぎりますね。
どうなろうと自分が選んだ道ですから
人から言われて挫けてしまってはなりません。二度と後戻りは出来ない
生命のあるものの宿命です。
自分の人生に悔いを残さないように、思い切り、力を振り絞って
いつまでも自分の選んだ道をひたすら邁進してゆきたいと考えています。
理想や夢は現実とは別のところにあるもののように人は言いますが、私はそうは思いません。
自分が選んだ夢を現実にするために
2019年も悔いなく謳歌してゆく所存です。
これからも皆様方のあたたかい応援やご協力をどうか宜しくお願い致します。
クリスマスですね。
もうすぐ世界中が待ちわびていたクリスマスです。
今年は日本では平成最後のクリスマスとなりますね。
どうして12月25日がクリスマスなのか。
誰もがキリスト様のお誕生日だと思っていますが、実は、それだけではない起源が隠されているようです。
12月25日がクリスマスとなったのは
古代から行われていた「冬至の祭り」が関係していると言われています。
当時のローマ帝国は、太陽を神と崇める太陽信仰でした。
そして、秋から冬にかけて日照時間が短くなると、死が近付くと恐れられていました。
ところが、冬至を境に日が長くなることから、それを太陽の復活としてお祝いしていたのです。
やがてその「冬至の祭り」が、イエス・キリストの誕生日としてお祝いされることになるのですが
それはイエス・キリストが「世の光」と呼ばれていたためだと言われています。
また、クリスマスの起源とも言われている「冬至の祭り」では、
太陽と共に冬になっても葉を落とすことのない常緑樹も「永遠の命」のシンボルとして飾られていたことから、
クリスマスには常緑樹を飾るようになったとも言われ、それが現代まで伝わりクリスマスツリーとなっているといいます。
キリスト様の誕生日は9月~10月の何日だったのかはっきりとした記録がないので
こうして12月25日が聖誕祭として今に伝えられているのですね。
世界中に平和の灯がともることを今年もお祈りして
今から待ち遠しい限りです。
紅葉の旅
日光と言えば東照宮
二荒山神社と言われたその昔から変わらない姿で江戸を見守ってくれているその本尊様を久しぶりに拝んで来ました。
これまでに春夏秋冬の四季折々の日光見物には何度も行ったことがありますが
今回は、修復工事の後というタイミングもあり
今までに無く、東照宮のご本尊様をじっくりと拝むことが出来ました。
このご本尊様は3体あることを皆様はご存知でしたか?
私は、今回初めて知りました。大きな仏像様ですから遠くから拝むだけで気が付かなかったのかも知れません。
三体並んで、右から父、母、子どもという意味があるそうです。
この日光の東照宮は江戸の徳川将軍の御墓ですから、高い日光の山の上から江戸を見下ろして、
代々の将軍の子供たちが幸せに暮らせるように真っ直ぐに江戸城に向かって見下ろして守っているそうです。
そして、長く徳川の世が続くようにと多神教と言うのでしょうか、宗教宗派にこだわらない独特の仏様としてお祭りしているとのことです。
東照宮と言えば、「見ざる聞かざる言わざる」が有名ですね。
他に、「想像のぞう」や「眠り猫」などの豪華な彫刻が有名です。
境内の楓は美しく紅葉していて、秋晴れの空に際立ていました。
その後は一泊してから、翌日は袋田の滝を巡りました。
長いトンネルの中を歩いてゆくと大きな滝に出ます。
そこは、西行が四季折々に美しい滝だと言い、歌を残したと言います。
そして、渓流の鮎の串焼きや焼き団子がいい匂いで焼かれているお土産物屋さんが立ち並ぶ街道があり
歩きながら食べる串焼きは最高でした。
今回の紅葉の旅では二日間の短い旅ですが連日良いお天気に恵まれて
秋晴れの紅葉巡りとなりました。
このところ短くて無いかのような秋ですが、やはり紅葉は美しく野山を彩っていました。
空の青さと日光東照宮の大仏様の神々しさが今回の旅の何よりもの収穫です。
仏さまに心から感謝して
また、いつもの東京に戻ってまいりました。
(2018・11・1~2)
やっと秋
秋が来ましたね。
毎年夏が長くて、その分すっかり秋が短くなりました。
秋は、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋ですね。
そして、何と言っても月が一年のうちで一番美しいと言われる季節です。
その為に、俳句では月は秋の季語の代表と言われています。
美しい月を愛でるのは、勿論、十五夜様ですが、今年も十五夜様の頃は、まだ9月で暑い日が多い残暑でした。
やっとこのごろ
帰りに月が美しいことにふと気がついたりする秋らしい気候になりましたね。
しばらくは過ごしやすいと良いです。
日本人は太陽が赤く月が黄色に見えていますね。
月が美しい秋は黄色が美しく見えるのかも知れません。
実りの秋や金風の秋ですし、お芋がほくほくと焼けると黄色くて美味しいです。
そんな、秋の黄色と言えば、この前、珍しい黄色いご飯を頂きました。
実は赤いのですが、水に浸けると黄の色が出る梔子のご飯です。
えええ?梔子の実?って皆さん不思議でしょう!
梔子の実は古くから黄色をとる日本の代表的な染料だったんです。
この梔子の実を水に付けて黄色の水を作り、その水でご飯を炊くとなんと和風パエリアが出来上がりです。
梔子の実のパエリアなんて珍しいですよね。美味しいです。
ほのかな香りが日本的でカレー味のターメリックよりも濃くのある味で色も綺麗な黄色になります。勿論、昔は香料としてだけでは無くて染料としても使われていましたから
黄色いご飯を大きな丸フランパンで頂いて、満月の夜のパーティーの様でした。
もうすぐ南瓜のハロウインが来ますが、ハロウインのメニューにもいいかもしれませんね。
オレンジに混ぜて黄色のご飯やお菓子は綺麗で素敵ではないでしょうか?
梔子の実ですらあまり見たことがなく、香料にするとは知っていたのですが、実際にお料理に使ったことが無かったので、とてもビックリして、新鮮で美味しかったです。
どうやら調べてみると
梔子の実を煎じた汁で炊いた鮮黄色の飯、梔子飯、黄飯。
とあるんです。くちなしめしと言うご飯は日本の食べ物として今でもちゃんと実在する物だったのです。創作料理なのかと思ったのですが、
ところがその実は、風流な秋の日本料理だったんですね。
それをパエリア風にアレンジしたところが私がいつもお世話になっているお料理の先生、土橋さんのアイデアがスゴイところなんです。
今年の秋は珍しい梔子の実の黄飯を食べることが出来て、とても勉強になりました。
白い花からは想像がつかない鮮やかな黄色のもととなること、初めて実体験出来ました。
土橋さん、ありがとうございました。