上野貴子からのお知らせ

2019 / 06 / 14
22:34

梅雨の晴れ間

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 梅雨に入りましたね。

6月は毎年梅雨の季節です。

梅雨という文字は「梅」に「雨」と書きます。

文字通り梅の実に雨が降る頃と言う意味で「梅雨」と呼ぶそうです。梅は早春にさき、初夏に実を付けて、この夏の長雨の頃には実が熟します。熟した実は自然に落ちて、甘い香りを地面から漂わせてくれます。

そんな、梅ですが、梅は花は勿論のこと初夏の頃の青梅がとても好まれているのですね。

昔は、日本人なら誰もが大好きな梅干しとなるのがこの梅の実でした。

令和のこの頃では、梅は干すよりも、むしろ煮出して灰汁を抜き梅酒や梅ジュース、そして梅の甘露煮、梅ジャムなど干すという作業をひとつ省いて手軽な料理が流行っています。

梅干しは塩味でしたが、今の梅には氷砂糖などを沢山入れて甘くして食べるのです。

しかも、食べるというより呑むという感じですね。昔から梅酒は食前酒に好まれていましたが、梅干しよりも時間がかかるくらいでした。

ところが最近流行りの梅ジュースは、氷砂糖をふんだんに使いすぐに冷やして飲めるのです。

どうやらそんな手軽さが若者に人気なのかも知れませんね。

私もつい先日、田舎へ梅の実を取りに行って来ました。春に花を咲かせていた白梅の木に、たわわに青梅が生っていました。

そっともいで袋に一杯になるくらい東京の我が家へ持って帰って来ました。たった一本の梅の木にしてみたら、これでも上出来です。

又、来年も梅が実りますよう神様に祈るような気持ちの良い、いい香りのする梅雨の晴れ間となりました。

 

 

   枝にひとつ見付け次々青梅生る・・・貴子

 

 

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(2019・6・14)

2019 / 06 / 03
21:39

目が回るような5月終わる

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なんというめがまわるような1ヶ月だったことでしょうか?

これは、これまでに無い生前退位という200年もの時を越えた一大行事と

改元という代替えのたった一夜のセレモニーのせいなのでしょうか。

まるでお正月のような令和が始まり、あわよあわよと言う間に

数々の難関が訪れて、私はたじたじでした。

なんで、こんな時にこうなるのか

情けないやら苛立たしいやらと大変なハプニング!

このままではいけない、ここで挫けてはいけないと

どうにかこのハプニングを乗り越えました。

これからが令和の始まりですね。

じっくりと腰を落ち着けてこれからの行動を考えなけばなりません。

そんな、大きな時代の節目ですね。

考えてみたら、忙しいだけだったなんてことにならないように

何とか100%の力を出し切り後悔がないようにしなけばなりません。

人間もう後戻りできないものです。時は戻らない。ああ懐かしの平成!

なんて、泣き言も、そろそろ通用しない6月ですね。

沢山の思い出の詰まった平成とお別れして、希望と未来の令和へ

おいてゆかれないように胸を張って歩き始めなければ!

ぐずぐずしてたらすぐにおばあちゃんです。ハハハハ

 

 

 

 

2019 / 05 / 06
11:10

令和が始まる!

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新しい時代が始まりました。

元号は「令和」

万葉集の一節からの命名とのことです。

4月最後の日が、平成の最後の日であり退位の日となり

翌日5月1日が新元号の始まる即位の日となりました。

季節は春から夏へと美しい自然の豊かな時期です。

こんな時代替りは202年ぶりということです。時の流れは不思議な物ですね。

200年も生きている人は今のところいませんから

実際の目で見て立ち会ったことのある人はいないはずです。

誰もが初めての生前退位による一夜に時代替りをまるで大晦日からお正月がくるような

お目出度い気持ちで迎えることが出来て本当に良かったです。

桜の花が散り、葉桜が茂り、野山には美しい草花が咲く季節に

新たなる時代の幕開けです。

これからが正念場って感じですよね。

令和なる時代が平成に負けない平和で豊かな幸せな時代でありますように

心から願ってやみません。

そして、我が人生においても令和が素晴らしい時代になるように

これから少しづつ歩んで行かなければならないのです。

命のある限り

たゆまぬ努力がきっと実を結ぶことを信じて

令和が始まりました。

この長い10連休の後に

さまざまな形で時代が新たに動き出しますが

もしかしたら

なにも変わらないいつもの毎日がそこにあるだけかも知れません。

いいえ

それは、いつもと変わらなくあるはずですね。

これまでと変わらない毎日がいつまでも続くことを祈って

これからも歩んでゆくでしょう。

時代は変われど我が人生が一度きりです。

いつまでも

どこまでもこの道を歩んでゆきます。

そこにきっと道が開かれてゆくことを信じて。

 

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2019 / 03 / 27
16:44

水芭蕉の咲く俳句の里へ

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日本一早く水芭蕉が咲く俳句の里へ行って来ました。

ご存知の方もいるかも知れませんが、俳句の里として知られる

山梨県笛吹市藤垈の滝では、この時期にもう水芭蕉が咲きます。

木道が整えられて、綺麗な公園に整備され、藤垈の滝が水芭蕉の森となり

この地にゆかりのある江戸後期の俳人である北野道等の句碑が建っています。

この北野道等は、すぐ横の向昌院の境内に句碑があり

地元では有名な100人もの門人を抱えていた俳句の師であったようです。

江戸時代は芭蕉が俳句を全国に広めた頃で

この俳句の里の向昌院にも蕉門の流れを汲んだ芭蕉の句碑が残されています。

北野道等の師匠である嵐外がその中心となり道等を先頭に49名の門人達と

野ざらし紀行の折に芭蕉が甲斐の国を通り江戸へ帰ったとの記録がのこされていることから

その野ざらし紀行に収録されている句を記念に句碑に収めたものだそうです。

「山路来てなにやらゆかしすみれ草」確かに有名な句ですね。

その他に明治の頃にはその門人たちが一堂に集まり大俳句会を催したという記録が献額として向昌院に残されています。

そして、皆様ご存知の飯田蛇笏・龍太親子が俳句誌「雲母」発行し俳句会を開催していたのが

この境川の地です。今では「山盧」という記念館となり生家と共に残されています。

素晴らしい俳句を沢山のこされた飯田蛇笏・龍太親子に

江戸時代から俳句の盛んだった境川の土地柄が受け継がれ

今でも脈々と息づいていました。

そんな境川の大窪の杜にある藤垈の滝では毎年3月の終わりになると

水芭蕉まつりが開催されています。

今年もいつも通りに開催されお天気に恵まれてとても良い気候のすがすがしい森でした。

驚くことに井伏鱒二がこの藤垈の滝を「真夏のエアースポット」と称賛されているということです。

文豪も訪れた俳句の里では

今では日本一早く水芭蕉が咲く公園として

地元の人々に愛されているんですね。

とても素敵な吟行会が出来て「おしゃべりHAIKUの会」15周年目の第1っ歩が

何とか踏み出せたこと、皆様に感謝致します。

                                                          (2019・3・27)

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2019 / 02 / 25
21:34

梅を訪ねて

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梅の季節ですね。2月はやっぱり早春の風が運んでくれる梅の香りが何とも言えない甘酸っぱい懐かしい良い匂いです。

先週の週末に田舎の草花庵に行って来ました。

この草花庵というのは、懐かしい小さな庵です。

私が、もう二十年以上前に俳句を初めて間もない頃に、東京から千葉の田舎へ帰るという

大事件が起きてしまったのですが、その時に俳句の部屋として私が使うことになった

あばら家なのです。

当時は、俳句のペンネーム俳号があり津川岬という名前でした。

そこで俳号からみさき庵と称して、そこで、俳句をしていたのです。

何を隠そう、その時の大事件とは離婚だったので、東京の暮らしに疲れ果てて

みさき庵にこもり、ひとり俳句を詠んでいました。

ここでは、まだはじめたばかりの私に出筆依頼があり

その時の記念樹として植えた白梅が、今でも残っています。

その後、再婚に恵まれて東京で暮らしていますが

久しぶりに、梅を見たくなって、この時期に里帰りしてきたのです。

先週は、紅梅が満開で白梅は、まだ六部咲きくらいでしたが

それでも咲いている所を見るのは、何年ぶりでしょうか。

とても懐かしく、ちょうどお天気が良くて、このあばら家を

今度はみさき庵から草花庵と呼び名を変えて、東京暮らしの私もたまには親孝行を兼ねて

訪ねてみようと思いました。

いつかはこの草花庵が、また、以前のようにお花の咲く可愛い庵になったら素敵ですね。

何時の事かは解りませんが、

小さかった梅の木が、屋根に届くほどになっている姿を見て、月日が経つのは何と早い物かと感慨にふけってしまいます。

またくるよ白梅。じゃあね。 

 

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(2019・2・23)

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