上野貴子からのお知らせ
紅葉の旅

日光と言えば東照宮
二荒山神社と言われたその昔から変わらない姿で江戸を見守ってくれているその本尊様を久しぶりに拝んで来ました。
これまでに春夏秋冬の四季折々の日光見物には何度も行ったことがありますが
今回は、修復工事の後というタイミングもあり
今までに無く、東照宮のご本尊様をじっくりと拝むことが出来ました。
このご本尊様は3体あることを皆様はご存知でしたか?
私は、今回初めて知りました。大きな仏像様ですから遠くから拝むだけで気が付かなかったのかも知れません。
三体並んで、右から父、母、子どもという意味があるそうです。
この日光の東照宮は江戸の徳川将軍の御墓ですから、高い日光の山の上から江戸を見下ろして、
代々の将軍の子供たちが幸せに暮らせるように真っ直ぐに江戸城に向かって見下ろして守っているそうです。
そして、長く徳川の世が続くようにと多神教と言うのでしょうか、宗教宗派にこだわらない独特の仏様としてお祭りしているとのことです。
東照宮と言えば、「見ざる聞かざる言わざる」が有名ですね。
他に、「想像のぞう」や「眠り猫」などの豪華な彫刻が有名です。
境内の楓は美しく紅葉していて、秋晴れの空に際立ていました。
その後は一泊してから、翌日は袋田の滝を巡りました。
長いトンネルの中を歩いてゆくと大きな滝に出ます。
そこは、西行が四季折々に美しい滝だと言い、歌を残したと言います。
そして、渓流の鮎の串焼きや焼き団子がいい匂いで焼かれているお土産物屋さんが立ち並ぶ街道があり
歩きながら食べる串焼きは最高でした。
今回の紅葉の旅では二日間の短い旅ですが連日良いお天気に恵まれて
秋晴れの紅葉巡りとなりました。
このところ短くて無いかのような秋ですが、やはり紅葉は美しく野山を彩っていました。
空の青さと日光東照宮の大仏様の神々しさが今回の旅の何よりもの収穫です。
仏さまに心から感謝して
また、いつもの東京に戻ってまいりました。
(2018・11・1~2)