上野貴子からのお知らせ
梅を訪ねて

梅の季節ですね。2月はやっぱり早春の風が運んでくれる梅の香りが何とも言えない甘酸っぱい懐かしい良い匂いです。
先週の週末に田舎の草花庵に行って来ました。
この草花庵というのは、懐かしい小さな庵です。
私が、もう二十年以上前に俳句を初めて間もない頃に、東京から千葉の田舎へ帰るという
大事件が起きてしまったのですが、その時に俳句の部屋として私が使うことになった
あばら家なのです。
当時は、俳句のペンネーム俳号があり津川岬という名前でした。
そこで俳号からみさき庵と称して、そこで、俳句をしていたのです。
何を隠そう、その時の大事件とは離婚だったので、東京の暮らしに疲れ果てて
みさき庵にこもり、ひとり俳句を詠んでいました。
ここでは、まだはじめたばかりの私に出筆依頼があり
その時の記念樹として植えた白梅が、今でも残っています。
その後、再婚に恵まれて東京で暮らしていますが
久しぶりに、梅を見たくなって、この時期に里帰りしてきたのです。
先週は、紅梅が満開で白梅は、まだ六部咲きくらいでしたが
それでも咲いている所を見るのは、何年ぶりでしょうか。
とても懐かしく、ちょうどお天気が良くて、このあばら家を
今度はみさき庵から草花庵と呼び名を変えて、東京暮らしの私もたまには親孝行を兼ねて
訪ねてみようと思いました。
いつかはこの草花庵が、また、以前のようにお花の咲く可愛い庵になったら素敵ですね。
何時の事かは解りませんが、
小さかった梅の木が、屋根に届くほどになっている姿を見て、月日が経つのは何と早い物かと感慨にふけってしまいます。
またくるよ白梅。じゃあね。
(2019・2・23)
早春のチューリップ

風邪ひいてませんか?もう暦の上では春ですが
なんでこんなに風邪だの花粉だのと
体調が良く無い日が続くのでしょうか!
こんな年には何かの天変地異が起きるのかも知れません。
ああ!関東大震災?大雪?津波?
何だか良く無い発想がどんどん浮かびますが
実は、この風邪で身内にお葬式が出てしまったりして
今年は、我が家では、この新型ウイルス対策が大変です!
何とか新しい元号を知らないうちには死ねないぞ!と元気を取りもどそうといたしております。
そんな、早春。何とかアクティブになるために
お部屋にチューリップを飾りました。
お花には人間を元気にしてくれるパワーがあるってご存知ですか?!
これは、本当なんです。
だから、人は喜怒哀楽、悲喜こもごも、折に触れて、お花を飾るんです。
こんな時は、特に春の花のチューリップを飾って
自分を元気ずけなくてはいけないと思いました。
ピンクやレッドを織り交ぜて春らしいお花に元気を貰い
何とか力が出て来た私です!!!
チューリップと言えば、大きな花びらが定番ですね。
ところが、最近ではシンプルな大きな花びらばかりではないようです。
毎年新しい品種が誕生しているですって!
今では約8、000種以上あると言われているんだそうですよ!
オーソドックスな一重咲きから、幾重にも重なるぽってりした八重咲き、ギザギザな花びらが個性的なフリンジ咲き
めらめらと焔のようなインパクトのある変り咲き
などなど、日本では、2月~3月のちょうど今頃がお花屋さんに届く頃です。
しかも、チューリップは、光りに敏感なんです。
暖かすぎると、すぐに開いてしまうし、しんなりと下を向いてしまいますね。
それでも夜の空気がひんやりと冷たくなると、またシャキっと背を正してきてくれます。
そんな、変化を一緒に楽しむのも、春の訪れを感じるには素敵!
窓辺のチューリップが今日はどんな表情をしているのか
毎朝違う表情を見せてくれて
こんな可愛いお花はチューリップだけかも知れませんね。
さァ、今日もチューリップにおはようと朝の挨拶をして
一日元気にアクティブに過ごしま~~~す。