いたいのいたいのとんでいけ~情報

2014-03-06 16:32:00

本日のご来院例

 

「肩から腕にかけて痛みが激しい」

 

60代女性 Hさん。

去年の夏から痛み出し

整形外科でレントゲンでは骨に異常はなし

注射と薬を頂いたとのこと。

それまでの生活は、手芸とバウンドテニスが趣味。

薬だけでは身体によくない

「動かさないといけない」と周りに言われ

健康センターに行って、マッサージと運動を我流で行った。

今年になっても痛みがとれるばかりか強くなり

違う外科受診。

薬を頂く。

マッサージと運動は続けていたら

夜にも痛みで目が覚めるようになって

本日当院にお越しになった、ということでした。

 

お話からみると

はじめ、肩関節周囲炎での診断と治療だったようです。

炎症を薬と注射で改善しようということです。

これによって炎症が治まってきたら

通常3カ月頃から運動療法を始めます。

初めは安静で腕を三角巾で吊っていてもいいくらいです。

Hさん、周りに動かさないと、と言われ痛いのを頑張って

動かして治そうとされた様子。

ま逆のことをしてしまったのです。

 

これにより炎症が増強し

完全に関節組織全体を傷めてしまう結果に。

 

痛みは

腕の前面・腕の付け根の胸の前面・肩から首にかけて・肩甲骨のあたり

状態は前に手を上げる45度

横に上げる30度

凍結肩という

典型的五十肩となっていました。

 

施術計画としては

まず第一に

夜間痛の改善

肩甲骨周辺筋の緊張改善

腕のねじれの改善

 

 

本日1回目

アキュスコープで関節包に通電10分

その間

星状神経節照射で交感神経を鎮静患側10分(これで夜間少しでも寝れるように)

通電後

手芸などで出来上がった腕のねじれを改善

痛みのある筋肉を3か所マイオでゆるくほぐす。

最後に

手技です。

肩は起きている状態が一番安定性があるため

座って行います。

主に肩甲骨周辺筋を触り

できるだけ肩甲骨が正しい動きと正しい位置に戻る状態を目指します。

肩甲骨が

手芸などで

外側の上側に広がった位置のままでは

肩関節の中のトンネルの隙間が狭くなり

また関節組織を傷つけてしまうからです。

 

施術終了後

寝る時の痛み対策のアドバイス

動かす範囲の説明をさせていただいて

少し根気よく通院をお願い致しました。

早く第二段階の施術にいけますように…

 

 

肩の痛みについては

以前のお知らせにも詳しく載せてありますので

よければご覧ください。