いたいのいたいのとんでいけ~情報
またまた肩の続編です。
肩はたくさんの様々な方向に動く関節ですが、
様々に動くために、たくさんの靱帯や腱などがゴムバンドのように筋肉と骨を繋いでいることで
上手に回すことができるんですね。
でも、
次第に生活習慣の中で、いろんな動きをしなくなって同じ動き(方向)ばかりの生活を繰り返していると
使われない(部分)組織が弱ってきて、いたみやすい状態となってきます。(乾いた使い古しの雑巾のように)
「筋肉が落ちる」とよく言いますが
腱や靱帯、骨も痩せてくるのです。
たくさんの方向に動く肩。ですが普段人は身体の前でしか腕を使わないことが殆どですね。
デスクワーク、車の運転の多い人、手先仕事の人 などがそうですね。
動きが偏ると筋肉の血流が悪くなって、柔軟性がなくなる。
痛みやコリの原因です。
だからって首や腕をむやみにグルグルまわすと、筋肉だけが引っ張られてかえって傷めることに。
肩は、腕と肩甲骨で協力して動かしていますが、体操としては
この肩甲骨「天使の羽根」をクルクルうごかすことで、周辺筋は抜群にほぐれてくれますよ。
では、一度試しにやってみましょう。
天使の羽根体操
まず、まっすぐ立ちます。(椅子に腰かけてもいいです)
両手を脇の下にもっていき、そのまま身体に沿って下にストンと降ろした状態がまっすぐですよ。
初めは鏡で確認されるといいですね。
①両手を身体の横から広げます。脇の下が90度までです。肘をまた90度曲げます。出るという字の形です。(胸を張った状態になりましたか?肩甲骨同士が背骨に寄りますね)
②そのまま、両腕を身体の前にもってきます。両方の手のひらから肘までをくっつけて下さい。(肩甲骨がグッと外にひらきましたか?)
③その状態で、上の方にグーッと挙げれるだけ挙げてみて下さい。(腕から脇下・腰横などがクーっとなってますか?)
④限界の位置から、肘を広げ、ゆっくり①の基本姿勢に戻って下さい。
この一連の動きを、ゆっくり1分間繰り返して下さい。
肩甲骨をしっかり動かすことで周辺の筋肉が柔らかくなり、いい肩コリ首こりストレッチになります。
ポイントは血行が良くなることと、筋肉の柔らかさです。この2つに効果ありますよ!