いたいのいたいのとんでいけ~情報
2012-02-17 17:52:00
先回に続き、肩の痛みについて少し詳しく説明しますね。
肩関節は炎症が起きた時、骨に異常があることは少ない方で(大きな衝撃のケガは例外)
骨を繋げている靱帯・腱・腱板、筋肉、滑液包の障害のことが多いです。と先回書きました。
レントゲンで見えるのは骨と空間で、ほかの組織はエコーかMRIで見ます。
病名としては
腱板損傷・断裂、
腱板炎、○○腱炎、○○滑液包炎、○○靱帯損傷・炎症、肩鎖関節炎、烏口突起炎などこれらを肩関節周囲炎、
急激に痛くなって腫れが出る時は、石灰沈着性腱板炎など
石灰沈着の急性炎症は鎮痛処置(整形外科では局所注射)で早く改善していきます。
一方で、腱板の損傷の場合は治癒することがなくそのまま傷ついた状態で経過します。
劣化しやすい組織のため加齢により、自然に気づかないままの人もみえます。
高齢でなければ、断裂で運動制限の強いときは外科的処置となるものです。
ほかは、スポーツ障害となりますが
複雑な関節のため、症状に応じて
整形外科の診察と連携をとって注意深く施療を進めていきます。
肩の痛みを、
すべて「五十肩」とひとからげにしてはいけない部分という事なんですね。
みなさん、注意しましょうね。