日記
宜という字
宜、あるいは諾という字と同じ意味ですが、日本語では「ギ」と発音します。古文では、宜なるかな(むべなるかな)というフレーズを見た事がある人も多いと思います。
意味は、ほどよく、よろしく、といった感じの肯定的なものです。適宜という熟語もありますね。
東洋医学では、この字を用いた言葉に、「随機制宜(ずいきせいぎ)」というものがあります。意味はそのまま、機=状況に随ってほどよく(宜く)制する、となります。つまり、臨機応変と同じ意味のわりと曖昧な言葉です。
随機の中にも、「因時」「因地」「因人」と分類がありまして、それぞれ後に制宜という言葉をつけて熟語にして表現します。
曖昧な言葉ではありますが、意味は非常に重要で、整体の仕事をやる上では無視できないものです。
以下、例を挙げてみます。
「因時制宜」=朝なのか夜なのか、食事の前か後か、仕事の前か後か、などを考えて施術する。
「因地制宜」=平地か山間部か、乾燥する部屋か湿気がある部屋か、暑いか寒いか、などを考える。
「因人制宜」=その人の疲労度はどうか、怪我はないか、熱が上がりやすいか下がりやすいか、痛みに敏感か鈍感か、など。
全部大事な要素ですが、とりわけ「因人制宜」は見誤ると、下手すれば痛みを増加させてしまったり、大怪我をさせてしまったり、と大惨事になりかねません。
整体をやる上では、割と誰もが習って来ている基本的で重要な考え方ですので、何気なく立ち寄った整体院でも聞いてみるといいかもしれませんね。
施術者の心構えが分かると思います。
今まで、整体、マッサージ、カイロなどのお店へ行っても満足できなかった方。ただの小顔矯正では十分な効果が出ないとお嘆きのアナタへ!
東洋医学の推拿を独自に発展させた当院の技で根本から改善を目指しましょう!
経絡を通す整体院「姿勢矯正 清流堂」
横浜市港北区大倉山1-12-2 2F
※東急東横線大倉山駅より徒歩2分
TEL:045-642-3132
お電話でもホットペッパーでもご予約できます。
営業時間:11:00~21:00
実証と虚証
東洋医学では、診察の際、もの凄くざっくりと分類します。それが「実証」と「虚証」です。
症ではなく、証という字を使っているのは、前にも書きましたが、診察の段階で、先入観を持ち込まないため、客観性を持たせるための表現です。
簡単にいうと、何かが多すぎてあらわれるものを「実証」、何かが足りなくてあらわれるものを「虚証」といいます。
このように分類して何が変わるのかというと、実は手技そのものが変わります。
よく整体といえば、親指のマークを強調した「指圧」をイメージしますが、指圧とは「補法」の技です。
「補虚瀉実」という言葉がありまして、補法は本来、虚証に対して用いる技ですので、実証には別の技、「瀉法」を用いることが多いです。瀉法は、簡単にイメージすると、なでる、払う、さする、などの動作を伴う技です。
例外的に実証に対して、指圧をうまく使用して「リセットの作用」を引き出す技もありますが、相当な熟練を要する技です。
整体によく行かれる方は、上記の概念を頭の片隅に置いておき、施術者がどのような考えに基づいて今の技を使用しているのかを考察して下さい。場合によっては「今の技はどんな目的でやっていますか?」と、しつこいくらいに聞いた方がいいです。
それで施術者の「本気度」がわかります。
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東洋医学における症状の見方
東洋系の医学を勉強された方であれば、必ず「病因」と「病機」という言葉を習ってきています。
病気には原因があるからそれを追求する、というのは治療の初歩ですし、病院でも整体院でもそれは一緒だと思います。それは、東洋医学では「病因」と表現します。また、症状の事も、もっと客観性を持った表現として「証」という言葉を使います。
発音は一緒ですが、病気なのか単なる不調なのか、などの予断を診察の前からやってしまわない為には案外大事な考え方だと思います。
ところで、もう一つ、「病機」という言葉も使います。字から見ると、病気になった機会、つまり、そこに至るまでの経過を重視しています。
実は、根本治療を目指すのであれば、病因よりも病機を追求していく方が重要だと私は考えます。何でそうなったか、を追求して対策していかない限り、何度でも同じ結果を繰り返しますよね?
対策が難しい(仕事は中々変えられませんので)としても、知ってさえいれば、対処方法を他に考えて、備える事もできます。
当院、姿勢矯正清流堂の根本的なテーマはそこにあります。
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手の暖かさ

整体の施術をやっていくうえで、実は技の知識や熟練度と同じくらいか、もっと大事なものがあります。
それが手の温度。
どんなにうまい施術でも、冷たい手で為されたのではリラックスできず、十分な効果を得ることはできません。
これは、整体に限らず、美容師さんなど人に触れる職業の方全てに言えることだと思います。
では、手の温度を上げるにはどうすればいいか?
末端冷え性の方に対する施術でも、全く同じやりかたを用いますが、一言で言ってしまえば「血行を良くすればいい」のです。
それが難しいから悩んでいるんじゃないか、というご意見もあるかと思いますが、原理を知るとある程度は改善していく事も
可能かと思います。
ポイントは肩、ひじ、手首の各関節に、筋肉の「ねじれ」がかかっていないかどうか、にあります。
例えば、デスクワークの場合、右手はマウスを握る為に前方に突き出して、内側にねじって使っています。
それがお仕事であればかなり長時間ですので、そのままの形で体が覚えてしまい、いざ仕事が終わって力を抜こうとしても、抜けきれない状況が生まれます。このねじれた部分は、血行が悪くなりますので、当然そこから先、指先にかけては温度が上がらず、冷えてしまう事になります。
まず、ねじれの解消には手首が自由に動くことが大事です。内側、外側に回してみた時、動きが鈍い方があるかと思います。(おそらく、デスクワークの方であれば外側に動きにくい方が多いかと思います。)
動きにくい方に動かしてみて、痛くなる直前の限界あたりで少しの間(20秒くらい)止めてみてください。
その後、少しだけ戻してからもう一度同じ方向に動かしてみてください。そうすると先ほどよりも稼働する範囲が大きくなったかと思います。このやり方で、手首が完全にグルグル回せるまで、硬直する箇所を取り除いてください。
次に、肘を直角に曲げ、左右に振るように動かします。これも原理は全く一緒です。おそらく外側に動かしたときにうまく動かない部分があるはずです。限界の箇所でしばらく止まってから、少し戻して、また動かしてみてください。肘は構造上、回転することはできませんが、内側と外側に同じように動かすことはできるはずです。
最後に肩ですが、これは、前に回すのと後ろに回すのを同じようにできるかどうか、で判断します。おそらく、背泳ぎのように後ろに手を伸ばしたときに、十分に動かせない方が多いと思います。これも、限界で止めて、また動かして、の一連の動作で硬直を解いてください。
ここまでで、腕全体が自由に動かせるようになっていれば、かなり温まっているかと思います。
ここで、更に効果を高める為に、当院では指圧や手による圧縮を使いますが、もし上記のやり方で不十分で、もっと血行を良くしたい、という方がおられましたら是非当院へお越しください。
(清流堂院長:田中)
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整体と矯正の違いについて
当院の名前は「姿勢矯正 清流堂」です。
名前に整体院とはついていませんが、カテゴリー上は整体院です。
整体院である以上、その仕事は体の調子を整えることにあります。
今現在、体にたまっている疲れを、その場の技で軽減することも当然できますし、ご要望や必要に合わせてそういった施術も
やっています。
では何故、あえて「矯正」という言葉を看板に使っているか、というのが今回のテーマです。
やっている内容は同じように見えて、実は目的が微妙に違います。
矯正の目的は、「長期的に健康な状態を維持出来る状態」を目指していくことにあります。
つまり、今どこがどう痛むか、ではなく、「何故その痛みや歪みが発生したのか?どうすればその状態が来ないように出来るか?」
を追究していく事が姿勢矯正の目的です。
このコンセプトとたまたま一致したのが、東洋医学における「経絡」という全身の流れを表す考え方と、「不通即痛」という言葉の
概念でした。流れが滞っている部分、うまく通っていない部分は痛い。ただそれだけの意味ですが、そこに、何故そうなったか?どうすれば良くなるか?という問いを当てはめていくと、意外と普段見えていなかった不調の原因が見えてくる事が多いです。
これは、この学問を学んでいる最中は全く気にも留めなかった内容なのですが、整体師になって、皆様を施術しているうちに、
だんだんとその意味に気づき、最近になって確信するに至ったことでした。
原点が、東洋医学であり、日本語の中にそのまま使える表現が少ないため、あえて「矯正」という言葉を選んで使っていますが、その理由にはこのような意味が込められています。
(清流堂院長:田中)
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