日記

2016-10-25 09:46:00

実証と虚証

東洋医学では、診察の際、もの凄くざっくりと分類します。それが「実証」と「虚証」です。
症ではなく、証という字を使っているのは、前にも書きましたが、診察の段階で、先入観を持ち込まないため、客観性を持たせるための表現です。
簡単にいうと、何かが多すぎてあらわれるものを「実証」、何かが足りなくてあらわれるものを「虚証」といいます。
このように分類して何が変わるのかというと、実は手技そのものが変わります。
よく整体といえば、親指のマークを強調した「指圧」をイメージしますが、指圧とは「補法」の技です。
「補虚瀉実」という言葉がありまして、補法は本来、虚証に対して用いる技ですので、実証には別の技、「瀉法」を用いることが多いです。瀉法は、簡単にイメージすると、なでる、払う、さする、などの動作を伴う技です。
例外的に実証に対して、指圧をうまく使用して「リセットの作用」を引き出す技もありますが、相当な熟練を要する技です。
整体によく行かれる方は、上記の概念を頭の片隅に置いておき、施術者がどのような考えに基づいて今の技を使用しているのかを考察して下さい。場合によっては「今の技はどんな目的でやっていますか?」と、しつこいくらいに聞いた方がいいです。
それで施術者の「本気度」がわかります。




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