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米国の中古車価格が変調
米中西部で中古車も扱う自動車ディーラーのバーマン・オート・グループは4月、イリノイ州シカゴの都市部に新規出店するのに合わせて、約150台を仕入れた。
その価格は、2020年以降に急騰していた価格指標に連動していた。
その後、中古車価格が下落に転じ、売れ残っている車の利幅が縮小し始めても、同社のロス・バーマン副社長はなすすべもなく見守るしかなかった。
中古車の価格上昇は、米国のインフレを数十年ぶりの高水準に押し上げる一因となった 中古車価格はコロナ前比較46%も高くなっている 1.5倍にもなっているのである
しかしここにきて前年同月比較での伸び率が鈍化している
10月は同2%しかアップしていない
かつては40%も値上がりしている月もあったのにである
要因は二つ
新車供給が増加していること
金利上がりすぎて一般消費者がローンを組まなくなったことである
日本では、金利は低く誘導されているが、新車供給が増えてくるのは世界一緒のはず
ようやく日本も中古車の割高感が薄れる見込みがでてきた
12月~3月はもっとも車が売れる時期ではあるが、今しばらく待つとお得な買い物ができるかもです
調理ロボ「時給」800円、人より安く 飲食店の新局面
飲食店で調理ロボットの本格導入が進む。
プロントコーポレーション(東京・港)はパスタ業態など自動調理の店を2027年内に50店舗へ拡大する計画だ。
スタートアップ各社の技術開発で味が向上し、導入コストも時給換算で人より安い実質800円程度に下がった。
新型コロナウイルス禍で人手不足がより深刻になるなか、飲食店の機械化が新局面を迎えている。
湖北湖東にはプロントという喫茶店は無いが、都会へ行くと普通にある
要は、マシンでスパゲッティが自動でゆであがるという記事である
良い点は 時給換算で800円と人を雇うより安い
従来4人で回していたホールも工夫で3人で回せるようになる
そもそも飲食系にはアルバイトが来ないので時給は都心では1300円/時を超えてしまっている
マシンで作るので味が一定 と良いことづくめである
私が経営者なら、そんなら1台買おうかなと思って調べてます
しかしながらなんと1台あたり定価1600万円、 リースなら6年利用条件で月額45万円
しかも飲食店は、廃業率が極めて高く、廃業してからでも毎月45万円払い続けることになるとのこと
ということで個人でやっている零細飲食店が導入できるようなマシンではないことがわかりました
まあまあの金額であるし、スパゲッティしか調理できないのであれば喫茶店に置く必要もないかと。。。
但しエキナカの蕎麦屋さん、イタリアン系飲食店ならピッタリかもしれませんね
うどん屋でいつも混んでいるのは、丸亀製麺ですが、機械がゆでれば、あの独特の職人感と威勢のよさが失われしまいそうですね
そもそも「味」を一番に期待して注文するような店でない方がいいですね
職場はメタバース アストラゼネカ、医師とは遠隔で面談 しごと進化論
製薬大手の英アストラゼネカ日本法人が、医師との接点を担う医薬情報担当者(MR)の働き方を大胆に見直した。
全国67カ所の営業所を廃止。
その上でMRがメタバース(仮想空間)で働ける環境を整え、医師との面談もオンラインに切り替えた。
営業所と病院を何度も往復する伝統的な働き方にメスを入れ、生産性の向上をめざす。
製薬以外の幅広い業界にも参考になりそうだ。
以前は、営業所と病院を往復し、移動が営業の大半を占める日もあった。
また夕刻遠方の医師と面談した後で、また営業所に帰って報告書を作成するなどしていたことから、MRからの疑問の声もあったとのこと
今後は、営業所を廃止して、仮想空間が事務所となる。
医師ともオンラインで面談する というものである
以前は医師との密着営業が主であったが、コロナにより強制的に診療室等に入れなくなり、やむなくオンライン営業に切り替えたものである
しかし営業所廃止とは思い切られたと思う
記事に記載されているのだが、MRは離職率も高く、女性にも働きにくい職場であるとのこと
私も、営業上医師と面談することがあるが、MRさんは多いと3人くらい面談を待っていらっしゃる
しかも会えるのが、お昼休みの一部とか夕方診療の前とか限られた時間が多かったように思う
医師と営業という関係は、私もよく理解しているが、横で見ていてもかなり気を使われてるなと感じていたものである
アストラゼネカの事例が、いろんな業界に広がればいいなと思う
実際に会うのは、3カ月に1度くらいがいいかなと思う 全く会わずにオンラインだけだと、これまた拍子抜けするし・・・
同じ原料の牛乳は値上がり… 生クリームほぼ変わらず 高いインフレ耐性、需給構造に特殊性
ヨドバシカメラの緻密な戦略 ヨドバシ鉄道と言われる由縁
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店子会社、そごう・西武を米投資ファンドに売却することが決まった。
具体的には家電量販大手のヨドバシホールディングスが一部店舗の不動産を取得して出店する。
振り返ると、経営に失敗してきた百貨店「沿線」を成長源として走ってきたのがヨドバシだった
25年前に大阪・梅田を出発した「ヨドバシ鉄道」は東京・池袋にまでたどり着き、百貨店とは対照的にさらに路線を広げる勢い
なぜヨドバシ鉄道と呼ぶかと言うと、家電量販店は郊外型(ヤマダ電機など)と駅近型(ヨドバシカメラ)に分かれている
1980年代以降、家電量販店が郊外へ伸ばしたのに対し、ヨドバシは全く出店していない
当時から、旧国鉄跡地、三越横浜店、といった超1等地に出店してきたのである その最大の功績は、2001年の梅田出店である
JR跡地を巡って、三越が750億円で入札したところ、ヨドバシは1010億円で落札していたのである
その後、マルチメディア梅田を開業すると、あっという間に名物スポットとなった 京都店にしてもそうである 旧近点百貨店ビルにはヨドバシ京都店が入っていて、常に人気である
私も京都にはよく行くが、伊勢丹を回ったあとは、ヨドバシに行く 特に何も買う訳ではないが、流行りのものが置いてあるので参考になる
百貨店の敗戦(廃線)はヨドバシの収益源
今や駅型商業の盟主となった感がある ネット通販も強い
なんと国内一般向けECでは第4位とのこと
駅近で、百貨店より大幅に安く品ぞろえもよかったら、流行るのは当然のようですが、ヨドバシには、頑固なまでの戦略があったのです