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各地から春一番の便りが届きました
弱々しかった空の青さに力強さが増し、春の兆しを感じる様になりました
とは言っても奥会津地方は深い雪に覆われており、今日は束の間の暖かさを愉しんでいます
今年は雪が多いと言われていますが、奥会津地方は12月・1月に極端に雪が少なかった事・寒暖の差が大きく積もった雪が直ぐに融けてしまうので、現在は平年並みの積雪量です
この先も3月20日頃に「なごり雪」が降るまで、雪と晴れを繰り返しながら春の足音が高まって来ます
風が当たらず陽当りが良い場所ではフキノトウが顔を出した場所もある様ですが、会津地方でフキノトウが始まるのは雪融けが始まる3月に入ってからです
ところで、フキノトウは雄・雌があるそうです
丸みがあるのが雄・やや細長いのが雌
雄がまろみのある味・雌が苦味が強い
・・・そうですが、丸い方が雌と言う説もあります
香りとほろ苦さこそがフキノトウの命ですし、苦味はお好みが分かれますので何とも言えません
雄・雌にこだわるよりも、花芽が咲く前のフキノトウを採りたてでいただくのが一番です
花芽が開くと雄・雌どちらも風味が落ちます
蕾であっても時間が経つほど、味・香りが落ちます
顔を出した時点で花が咲いているフキノトウが多いので、雪が消えた直後の落ち葉の下や周囲の雪の下で蕾を探し、朝採りをその日に発送しています
これが美味しく召し上がっていただける一番の秘訣です
雪が消えた直後の落ち葉の下に隠れていたフキノトウの画像です
落ち葉の上からは姿が見えません
フキノトウが始まるまで後一月足らず・・春の訪れが楽しみです
猛烈な寒波で大雪に見舞われた皆様にお見舞い申し上げます
奥会津も連日雪が舞い、私も冬眠中です
北国の春の訪れはもう少し先になりそうです
今日はコシアブラの保存方法について徒然なるままに・・・
コシアブラに限らず山菜は保存が難しいですが、軽く霧吹きしてやや大きめのビニール袋に入れて冷蔵保存すると比較的長持ちします
ポイントは
1)ビニール袋の口を絶対密封しない(口を緩く開ける又はビニール袋に孔を開ける)
2)水を与えすぎない(袋の下側に水が溜まらないように)
3)袋に詰め込まない、大き目の袋に入れる
4)冷蔵保存
密封すると山菜から発生する嫌な匂いのガスが山菜に移り直ぐに傷みます
水を与えすぎると直ぐに腐り始めます
詰め込み過ぎると、葉が重なった部分から傷み始めます
冷蔵庫で少しシナッとしていても調理前に霧吹きで軽く水を与えるとか、水にくぐらせると生気を取り戻しますので、袋に入れる際は軽く霧吹きする程度にします
お届け後3,4日程度持ちますが、日を追って香り・味が薄くなります
山菜は新鮮さが命ですので、お早目にお召し上がりいただくのが一番です
当館は朝採りをその日に発送しております
新鮮なコシアブラをお客様にお届けする為、残雪で冷やしながら・残雪が少ない年は水を霧吹きして冷やしながら山を巡り歩く、車に戻ったら山菜を広げてクーラーに入れる・・・とても気を遣います
芽吹いた芽は陽の光を浴びて熱を持ち、収穫量が多くなると中心部が熱く感じるほど温度が上がり、何もしなければ下山した時点で新鮮さが失われています(全ての山菜がそうです)
山の神様から頂いた山の幸を大切に持ち帰る・・・新鮮な山菜を愉しんで頂くには苦労を惜しめません
再び寒波襲来で奥会津地方も雪が舞っていますが、桜開花予報が発表され「平年並み」との事
随分と気の早い話ですが、春本番を待ちかねる私達の想いを代弁してくれています
今日は山菜が芽吹くキッカケを徒然なるままに・・・
桜開花とほぼ同時にタラの芽が始まり、タラの芽から1週間程遅れてコシアブラが始まります・・・待ち遠しいですね
ところで山菜の芽吹きの切っ掛けは大きく3種類ある様です
・周囲が雪に覆われていても雪融けした直後に芽吹く フキノトウ・コゴミ等
・気温で芽吹く タラの芽・コシアブラ等
・地面の温度で芽吹く ワラビ・山ウド・ネマガリ竹等
フキノトウやコゴミは雪融け直後しか良い物が採れません
タラの芽やコシアブラは残雪が有っても気温条件が揃うと芽吹きます
ワラビ・ネマガリ・山ウド等は気温だけでなく、地面の温度が高くならないと芽吹きません
気温の上昇スピードと較べ地面温度はゆっくり上昇します
雪が消えて急に暖かくなっても地面温度が上がっていないので、ワラビやネマガリ竹などは結局毎年同じ頃に始まる事が多いです
寒さに強い山菜は春の気配で敏感に芽吹き、寒さに弱い山菜は気候が安定してから芽吹く・・・自然の力に驚かされます
立春が過ぎ暦の上では春になりましたが奥会津地方は雪の下で静かに眠っています
厳しい環境をじっと耐える期間が有るからこそ、春に一気に生命力が爆発します
もう一月半もすると奥会津にもフキノトウが春の訪れを告げる時期になりました
フキノトウは身近な場所で採取出来ますので、誰にも馴染みがあり人気の山菜ですね
あの独特の香りと苦味・・・大人の味が最高、春を感じて惑々します
直ぐに開いてしまうのでタイミングが難しい・・・
雪の下でも光が差し込むと軸を伸ばし、花芽を開こうとします
雪の下で日光を浴びたフキノトウは黄色くなりこれが甘くてとても美味しいです
見慣れたフキノトウと異なるので、一般的に流通せず「知る人ぞ知る味わい」です
これが黄色いフキノトウの画像で雪深い地方でしか見られません
黄色いフキノトウも雪の下から顔を出し陽の光を浴びると普通の緑色に変わります
奥会津旬彩館のフキノトウは蕾だけでお届けしています
フキノトウ蕾の形が種類により形やサイズが異なりますよ
ラッキョウの様に細長いタイプ、丸くボールのタイプ、ウニの様に丸く扁平なタイプ・・
サイズは土の栄養度合も関係して、蕾でも直径10cmを超える超大型もありますが、天婦羅には一口サイズの方が良いですね
雪が積もらない地方はフキノトウが顔を出している場所があると思います
一足早く春を探しに出かけるのも良いですね・・・
フキノトウは群生しますので、一個見つけたら周辺の落ち葉の下を探すと沢山採れますよ
奥会津は例年3月中旬から始まりますが、今年も積雪量が少なく早く始まるかも・・・
気を揉んでも仕方がありませんので、私ももう暫く冬眠を続けます
明日は節分、明後日は立春・・・暦の上で季節が変わりますね
とはいっても、旧暦での話
奥会津はこれからが雪の本番で3月上旬まで雪の日が多くなります
3月も中旬と為ると陽当りが良い場所で雪融けが始まり、早春の使者フキノトウが顔を出します
3月後半に大雪が降り,それを境に 秘境 奥会津にも遅い春が訪れます
今日はフキノトウについて・・
フキノトウは、寒さに強く雪の下でも陽の光を求めて軸が伸びます
雪の下で軸が伸びたフキのトウは緑色ではありません
雪で太陽光が弱められ葉緑素が少なく薄い黄色になります
黄色く蕾が開いて花芽が見えてしまうので見映えが悪いのですが、実は甘みが増します
雪の下で寝かせた野菜が甘くなるのと同じですね
黄色いフキノトウは見慣れない方に驚かれてしまうので、ネット販売には向かない様です
黄色いフキノトウを試してみたいとお思いのお客様は、ご注文時お知らせくださいね
もう一月もするとフキノトウが始まります
お届けはご注文順と為ります
人気のフキノトウ・タラの芽・コシアブラはお早目のご注文がお薦めです