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アオキHLDの戦略
紳士服小売のアオキHLDの戦略記事がありましたので紹介します。
アオキは、紳士服の会社だとばかり思っていて、「コロナで大変やろなー」といつも思っていました。
クールビズになってから、ネクタイやスーツを買う頻度が3分の1くらい減り、2年前から勤務する会社も年中ノーネクタイOKとなったので、ネクタイはここ2年間は全く買ってない
それどころか、きれいなネクタイだけ残して他は廃棄をしてしまったくらい
アオキはグループ会社で、
快活クラブ(ネットカフェ)
サンコーマーケティング(居酒屋)
コートダジュール(カラオケ店)
アニベルセル(結婚式場)
の大きな子会社をもっている びっくりです。
服飾関連しか販売していなかったら、もう今頃青色吐息では??
アオキの業績云々より、企業も個人も「財布はいくつももつ」ということが企業継続のための基本戦略だと改めて感じる
まさに一本足打法では、何らかの突発的なこと(コロナや災害、法律の変更、海外事情の変更、エネルギー価格等)ですぐに傾いてしまう
コロナ以前から、関連各社での人材交流をする制度はあったが、あまり活用されてこなかった
しかしコロナの時代に、各社の繁忙期も全く違うので、それぞれが融通しあうようになり、グループ全体での人件費は前年比較△4%の99億円まで下がったとのこと
課題は、スキルの向上と各社の人事制度や給与体系が違うことで、そのあたりの統一性をもたないといけないらしい
サンコーマーケティングでは、漁船を買って漁に出る社員もいるらしいので更にびっくり!!
とはいえ、冒頭にも書いたが,アオキが、
有名な子会社を4つももっていること
M&Aで会社を買って成功した事例
がわかって参考になりました。
日本食 香港経由で中国へ
日本の外食・小売企業が香港を足掛かりに中国本土へ相次ぎ進出している
回転ずし スシロー
おむすび専門店 華むすび
ケーキ シャトレーゼ
などである。
現地では日本食の需要が急拡大しており、また市場規模も日本とくらべものにならないほど大きい
上記を鑑みると、ますます日本企業にとっては期待がもてる
おむすびはなんと1個500円で販売されている
日本では考えられないほど高単価な商売ができているのだろう
そういえば、だいぶ前になるが、香港で昼ご飯にとんかつを食べたら一人当たり3000円くらいなった、と知人にきいたことがある
最盛期の7割ほどの家賃になったとはいえ世界一高い家賃の香港
昔から、香港を足掛かりに中国へという流れはあったが、中国香港問題で鎮静化したが、足もとまだ動きが活発になってきている
香港に進出して、まず認知を広め、その後広州,深圳へと広げていく戦略を各社描いている。
国内の生産者としは、高単価のものを生産し、香港市場に進出している企業に売り込む
というのが、海外マーケット進出の一歩になると思う。
トルクメニスタンの「地獄の門」に閉鎖命令
今日は、直接ビジネスには関係ないですが、中日新聞に面白い記事がありましたので紹介します。
中央アジアにトルクメニスタンという国があって、そこには一面の炎が噴き出している奇跡の観光地「地獄の門」があるとのこと
天然ガスが燃える直径60メートルの穴とのことで、中央アジア屈指の観光名所らしい
そんだ壮大な炎なら、是非見てみたいと思います
別府の地獄めぐりでさえ面白いのに。
同国の大統領は、「ガスが燃え続ける資源の無駄使いで、環境にも悪い」ということで消火の指示をだしました。
トルクメニスタンは中央アジアの北朝鮮とよばれる独裁国家で、国内の天然ガス埋蔵量は、世界4位の国
サイトで見てみましたが、なかなかの壮大感があります。まさに地獄という感じで、素人目には、この観光資源をもっと使えば、
世界中から人が集まり、国力も増すとは思うのですが・・・・
なかなかトルクメニスタンに旅行に行く機会はないですが、話のネタとして掲示しました。
なぜ日本のプロリーグは世界に置いて行かれるのか?
Jリーグを例にとる
J!クラブの平均年間収入は50億円、1997年の28億円からは倍程度に伸びた
この間、英プレミアリーグはなんと9倍の382億円まで伸びている。1997年当時はほぼ同じ規模であったのに。
ちなみにドイツリーグ、スペインリーグでもほぼ同じような傾向があり、Jリーグの一人負けの状態である。
そう言えば、現在のJリーグで世界的な選手と言えば、楽天の数選手しかいない
Jリーグ黎明期にはジーコ、ストイコビッチなどすごい選手がいたのは事実である
そう言えば、アルシンドは、全く無名であったが、日本に来て、大人気になり、アルシンドを見たいと思ってテレビ放送を見たことを思い出した。
その理由は、大きく二つとのこと
1、放映権収入の差
2、自前のスタジアムをもたないこと
プレミアリーグの放映権料は2000億円、Jリーグの放映権料は200億円と、全く勝負になっていない
Jリーグの試合を有料放送で見たいかと問われると??なの私なのだが、それを置いといても、この差はひどい
放映はチケットが入手できない人がみる。どうしても見たい人が多いほど放映権料は高く売れる理屈である。
自前のスタジアムがなく、自治体のスタジアムでは、各チーム独自の差別化しにくいことが挙げられている
VIP席や、特別料理店なども独自スタジアムでなければ保有できないと指摘してある
日本では、スポーツは地上波で無料で見るという風土がずっと続いていたので、Jリーグだけの問題でもないのだが、プロリーグであれば、放映権料を少しでもとる
ということが、チーム継続のために最も必要な一つであることは理解した
ジャパネットHLDなどは、長崎で自前のスタジアムを所有し、来客を促し、その収入でチームを強化、そして強くなり放映権をとるという戦略をとっているとこと
今後のプロリーグの方向性をみるためにもジャパネットHLDの手法を注視していきたい
売らない百貨店がNYから日本へ
米NY発の売らない百貨店「ショーフィールズ」がこの夏に日本に上陸する
店頭では、商品の販売を目的とせず、来店客に衣料品や化粧品などを試してもらう
米国では、コロナ禍で、老舗百貨店の破綻が相次いでおり、同社は売らない店舗の代表格として急成長している
たしかに、16日の日経新聞には、日本の百貨店の売り上げがどんどん下がってきていることを伝えていた
まず2022年夏までに東京に300平米までの小型店舗を開く
半年間試験運用後に1200平米ほどの旗艦店舗を商業施設内等に開設する
将来は、10店舗以上の展開を目指す
出店ブランドは従来の一流といわれる、百貨店ブランドとは一線を画し、D2C(ダイレクト、ツー、コンシューマー)と呼ばれるネット通販に特化した20ブランド
出店を募る
収益源は、出展料と来店データの提供
来店客の滞在時間、行動軌跡までもが情報となる
総務省のデータによると、21年11月のネット通販利用世帯は、前年同月比較+3%の54%にも達している
なお日本の丸井や大丸松坂屋も「売らない店舗」を始めており、日米対決も見ものであるが、そもそもデータと出展料だけで会社が継続できるのかを見ていきたい。