インフォメーション
補助金受託機関は大手コンサルで寡占化?
補助金受託機関は大手コンサルで寡占化?
補助金やコロナ関連の研究機関で、国が民間に委託しているが、ほとんど競争が働いていないことがわかった
大半が大手コンサル向けで、受注額も前年比較4倍に膨れ上がっている
1位 デロイトトーマツ
2位 博報堂
3位 三菱総研
と国内外の超大手が受託している
委託先が偏るのは縦割り行政の弊害
公募前につながりが深い事業者に事前接触し、その過程で仕様や価格の大枠が決まる
公募しても、おのずと特定の事業者が有利となり,言い値を丸のみすることになりかねない状態だという
もともとから国に事業を見積もる能力がなく事業者は高めの金額を提示することが多いそうだ
単価は、大手は中小の約3倍ともいう
うちもコンサル会社であるが、高い場合でも中小企業診断士事務所なら、1時間あたり1万円くらい
なんと大手の平均は、1時間あたり3万円 で最高は5万7千円という
たしかに中小の3倍というのはあたっている
追伸
うちも、農業部門で、
持続化補助金(新農業分野への進出に活用させていただきました)
復活支援金
等の補助金を頂きました
今の農業部門の事業展開には大変役にたっています
しかし、申請から入金までの手続きは相当時間がかかりましたので、申請される方は、慎重かつ迅速に準備された方がよいと感じます
裁量労働制は限界か みずほ銀行では廃止し元に戻る?
2018年に安倍内閣の肝いりで裁量労働制の導入が進んだが、ここにきて、暗雲がでている
裁量労働とは、実際の労働時間でなく、労使で合意した時間を働いた時間とみなす制度
専門型 デザイナーやエンジニアが対象 時間配分について使用者が具体的な指示をしない
企画型 事業立案、調査分析など仕事の内容を、使用者が具体的な指示をしない
よく似た概念にフレックスタイムがある
法定労働時間を超えない範囲で、始業と終業時刻を自主的に決められる
記事によると、裁量労働制を導入したものの、長時間労働の温床になっているとのこと
なので元に戻すらしい
今は、新入社員でさえも、裁量労働制で面接を受けているらしい
しかし新人からそんなことができるのかといつも不思議に思っているところである
裁量労働制は、適切な教育を受けた使用者がいれば、うまく機能するが、現場の使用者の意識が低かったりすると職場によって大きく実態に差が出てしまう
私は、裁量労働制はプロの世界もしくは、管理者の話であって、一般の従業員は従来型の仕事形態で良いと思う
裁量労働と言えば、今風で良いが、実のところ、「安いコストで長時間働かせる」という経営者の動機付けにもなり得なくはない
裁量労働するなら、契約社員となって、1年刻みで、労働の成果を実証してもらった方がすっきりとはするな。。
しかし、30代、40代で、1年刻みの契約社員となることには不安の方が多いだろうし、何が一番よいのかはその会社や経営者の考えによる
はやりだから、導入するというのは避けたい
衰退する大国のわな
ロシアや中国がなぜこんなに攻撃的なのか?との分析があったので紹介する
その一番の理由は、国力の衰退、人口の減少に対する恐れである
一番、大国が攻撃的になるのは、自信満々で着実に台頭している時ではない。
成長してきたが、今後の目標が達成できなくなると恐れた時に、無謀なリスクをいとわなくなる
これで 衰退する大国のわな と呼ぶ
事例
第一次世界大戦のドイツ軍
太平洋戦争の日本軍
などである
現在の中国は、実は、コロナ前に成長のピークを過ぎていた
習近平主席が、10年、20年後の中国を想定した際に、廻りを敵に囲まれた状態になっていると予想したら、今のうちに周辺国を軍事力でコントロールしておいた方が良い
と考えてもおかしくない
その延長線上に、香港があり、台湾がある
そう考えると、わざわざ米国大統領が日本に来て、台湾問題のことを日本であれほど言うわけがないと思う
事態は予想以上に進んでいるのかもしれない
またロシアは、2008年頃から経済が衰退に向かっている
このままでは、衰退しかないと考えたプーチン大統領が、今のうちに周辺国をコントロールできる状態にしておこうと考えるのも理に適う
以上は、アメリカ ジョンズポプキンス大 ハルブランズ教授の推察である
地域発世界へ 麦茶の三栄興産
佐賀県の麦茶メーカー三栄興産株式会社 (shop-pro.jp)
全国でも有数の麦茶メーカーの三栄興産さんが海外販売を伸ばしている
記事からの推測であるが、総売上は3億円、で海外売上は3000万円くらいだと思う
しかし海外売上高は初年度の50倍にもなっている
麦茶を飲む習慣があるのは日本と韓国くらい
中国では熱いお茶しか飲まないし
ロシアでは紅茶にジャムを入れて飲む
といった各地の習慣、風習がある
どうしたら飲んでもらえるかの知恵を絞った
要点
・日本では大容量で沸かすが中国では少量でいっぱいづつ茶を入れるので、少量パックとした
・冷やした飲み方を根付かせようと、ポットをおまけにつけた
・飲み方のQRコードを載せたチラシを作った
・麦茶に練乳を入れて飲むことを提案した
など
2012年に海外展開を始めて10年間で様々な挫折をし、知恵をしぼり、再び立ち上がってきたという内容は惹かれるものがあります
是非ホームページ等を見て当社の取組姿勢をみていただきたいです
地方の中小企業さんが世界相手に頑張っておられます
みずほ銀行 未だにこんなことを・・・「支店長なのに車(専用車)がない」
今回の記事は6月1日の日経新聞からの抜粋ですので、私の推測ではありません
オンラインシステム障害を繰り返し、監督庁からも厳しい指摘を受けているみずほ銀行さんの記事がでたのですが、読んで唖然としました
題名は「支店長なのに車(専用車)がない」
ちなみによく読んでみると、支店長が自分で運転する車(銀行なら軽自動車かパッソ程度の小さい車)がないということでなく、お抱え運転集付きに車がない ということでした
メガバンクというのは恵まれていたのだなと改めて思うとともに、これだけ銀行取引関係者に迷惑をかけて再生を誓っている現場の支店長が「不満を隠さずに言っている」ということには正直びっくりした
記事のなかに、みずほ銀行をメイン銀行とするある上場企業の役員談があって「不祥事のあとも変わっていない」と同行の 上から目線 を気にする というくだりがある
おそらく普通のビジネスマンなら誰しもそう思うのだと思う
頭取が記者会見で深々と頭を下げて謝罪する報道
VS
出世を実感できる専用車がなくなったとぼやく支店長
これでは、とても改革できないのでは?
こういうことは他山の石として、他の企業も覚えておいてほしいです
数年後みずほ銀行がどうなっているか?
内部改革できるのか、他社と連合を組んでいるのか
注視して見守りたい