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ユーグレナがバイオ燃料を給油所で本格販売
ミドリムシの栄養補助食品で有名なユーグレナが、バイオディーゼル燃料の本格販売に乗り出す
と言っても、名古屋の名古屋港潮見給油所の1カ所だけ
とても本格販売とは言えないが、日経の記事にのるくらいだから、たいしたことなのである
なんと価格は、300円/リットル
私の車もディーゼルであるが、現状140円前後/リットルで、販売価格は倍以上である
本格というより、試作販売みたいなものだが、2025年にはバイオディーゼル燃料の商用プラントが稼働するとのこと
量が出れば価格も安くなるものであり、価格差が20円くらいなら、広告宣伝費的な出費として、企業が当該燃料を買うこともあり得るだろう
以前にも述べたが、今の政府がやっているガソリン補助金体制は、化石燃料促進補助金みたいなもので、とても持続可能なものではない
いずれ軽油が200円/リットルを超えてくるようなことになれば、バイオディーゼル燃料の出番が早まるかもしれない
ところで、バイオディーゼル燃料ってどうやって作るの??
アマゾンのアパレル実店舗で、目玉は ハイテク試着室
米国Amazonがロサンゼルスに初のアパレル実店舗を開店させた
1階は、1サイズのアパレルのみがおいてある
気に入った洋服があれば、QRコードを読み取ると、自分が選んだ洋服が画面上に出てくる
次に試着するかどうか確かめられ、OKすると2階へ
なんと2階には40もの試着室がある
指定された試着室へ行くと、選んだ洋服のほか合計4着の洋服が陳列されてある
それは、当該人が好みそうな服を「あなたにお勧め」として置いてある
更に希望すれば追加5着まで試着できる
さて購入となれば、なんとクローゼットにあかりが灯り、おそるおそる開けると、そこに選んだ洋服が置いてあるという仕掛け
EC店舗花盛りであるが、やはり洋服は試着ができるリアル店舗が一番
店員さんとの会話も楽しい
当分ロサンゼルスには行けないが、(ちなみに行ったこともないが)もし行けばアマゾンショップに立ち寄りたい
小学館が読書三昧ホテル経営 東京神保町
小学館がコンテンツをホテルと組み合わせて発信する事業を始めた
足元の出版数の減少や将来のインバウンド需要の増加を見据え、紙媒体のみに頼らない稼ぎ方を一段と強める
小学館のホテルは2021年12月にオープン
宿泊客がアンケートに答えると、蔵書2000冊から、ニーズに合う書籍を探してくれるサービスが特徴
一泊7500円と東京としては高くない
このサービスを目当てに、3割の顧客はリピート客だとのこと
ホテルで読書???
一般的にシティホテルは、暗く、聖書くらいしかおいていない記憶がある(笑い)
だいたい観光か仕事のあとの飲み会で疲れ果ててお風呂に入ってすぐに寝るのがホテルと思っているが・・・
世の中には、そういうニーズもあるのだと実感
私は、泊まるのなら、ロケーション優先なので、当ホテルには泊まるかもしれないが、たぶん本は読まないだろうな・・・
なぜこのようなホテルができたかというと、
1997年に1兆2080億円をピークに紙媒体は減少の一途をたどっており、現在は、当時の半分程度まで落ち込んでいる
小学館ももちろん電子コミックに力を入れており、前期は売上1057億円、経常利益59億円と堅調な業績をあげている
そういう堅実な財務体質があるから、こういうコンセプトのホテルをやれるのだと思う
切羽詰まってきた状態で、こういう判断ができる経営者であれば、立派な英断だと思う
うまく順調にいくことを期待したい
木村石鹸工業(大阪府八尾市)の事業承継事例
木村石鹸 | 大正13年創業。家庭用、業務用洗浄剤、金属表面処理剤(バレルコンパウンド) (kimurasoap.co.jp)
1924年創業とあと2年で創業100年企業
現在の社長は4代目
おもしろいのは、自分の人生を決められるのが嫌で、会社を継がないと宣言し、ITベンチャーを立ち上げた経緯もある
風向きが変わったのは、3代目である父が、当時の工場長に社長を譲ってから、運営が思わしくなくどんどん社員が辞めていった
そこで、相談を受けた現社長が、知り合いの外資系会社の役員を連れてきた
しかし、方針が全く当社と合わず離職は止まらない
更に、「新事業失敗したら、社員のせい」というとんでもないタイプの外資系社長
再び3代目に頼まれ2013年に4代目が入社
2016年社長就任
・失敗してもいいから挑戦しよう
・失敗の責任は社長が負う。社員の責任は仕事をやりきるところまで」と何度も社員向けに説いた
2019年からは自己申告制の給与体系を導入
「ここが課題なので、〇〇することによって、生産性を〇〇パーセント高めます。給与は〇〇円を希望します」といった申告をしてもらう
現在のところ、申告した人の給与は10%ほど増えたが、それ以上に会社の生産性が伸びているとのこと
この記事を読んでいると
のびのびと自発的に!!
というのがぴたりとあてはまる企業に思える
テクノロジスト 排泄物の臭いをAI検知させ、介護職の負担を軽減させる
テクノロジーで介護の「わからない」をなくしたいとの思いで、起業された女性がいます
介護で抱いた無力感を糧に、臭いで排泄物を検知するデバイス開発に取り組む
デバイスはベッドに薄いシートを埋め込み、AIを使って排泄の有無を検知し、漏れやおむつ替えの「空振り」を防ぐ
日々葛藤する介護者が自信をもって高齢者に接することができるよう、先端技術で現場に新風を吹き込む
開発までは相当苦労されたようだが、敵はおむつメーカーであったという節の記述がある
おむつメーカーとしてみたら、こんなデバイスを開発されたら、おむつが売れなくなるし
介護者の努力や負担を前提にしてきた旧来の現場では、人の手に価値を見出す傾向が強い
AIを使うことで、介護者の負担が減り、よりよい介護につながる意識を説き、賛同を拡げていった
今では利用施設は100以上に拡がっている
など、賛同した企業にはパラマウントベッドもあり、まさに同社にとっては、新製品開発にはベターな選択であったのだと思う
それにしても、おむつメーカーとは、どんな戦いをしてきたのが気になるところではあります
大手メーカーのいやらしい部分がこういうところにも出ているのですね