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2022 / 06 / 23 05:00
小学館が読書三昧ホテル経営 東京神保町
小学館がコンテンツをホテルと組み合わせて発信する事業を始めた
足元の出版数の減少や将来のインバウンド需要の増加を見据え、紙媒体のみに頼らない稼ぎ方を一段と強める
小学館のホテルは2021年12月にオープン
宿泊客がアンケートに答えると、蔵書2000冊から、ニーズに合う書籍を探してくれるサービスが特徴
一泊7500円と東京としては高くない
このサービスを目当てに、3割の顧客はリピート客だとのこと
ホテルで読書???
一般的にシティホテルは、暗く、聖書くらいしかおいていない記憶がある(笑い)
だいたい観光か仕事のあとの飲み会で疲れ果ててお風呂に入ってすぐに寝るのがホテルと思っているが・・・
世の中には、そういうニーズもあるのだと実感
私は、泊まるのなら、ロケーション優先なので、当ホテルには泊まるかもしれないが、たぶん本は読まないだろうな・・・
なぜこのようなホテルができたかというと、
1997年に1兆2080億円をピークに紙媒体は減少の一途をたどっており、現在は、当時の半分程度まで落ち込んでいる
小学館ももちろん電子コミックに力を入れており、前期は売上1057億円、経常利益59億円と堅調な業績をあげている
そういう堅実な財務体質があるから、こういうコンセプトのホテルをやれるのだと思う
切羽詰まってきた状態で、こういう判断ができる経営者であれば、立派な英断だと思う
うまく順調にいくことを期待したい