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2023-07-05 14:03:00

野菜の味と 肥料

〇 農園の利用者からの声です

  うちで作っている「人参は 売っているものと違い、ニンジンの味や風味がしっかりする」

  と数人の方からお声を頂いております。有難い事と受け取ってます。

〇 ちょっと理屈があります

  肥料学(という学問がある)の常識では、肥料を入れれば入れるほど 味が落ちる

  だから肥料は 入れない or少ない方が良い。

  でも肥料を入れないと 成長が遅い、大きく育たない と農家を悩ませる

  だから 農家が肥料を入れた、見た目は良いが、生長期間が短く 味が無い野菜が出回っているのです。

  うちのニンジンで言うと、あまり肥料を入れてません。通常の肥料入りより30日収穫が遅い。

  特に共同畑は 鶏糞は入れず、植物性の雑草堆肥、わら堆肥、草木灰、牡蠣殻石灰を少な目)

  でも 味、香りが良く出ます。(市販のは 味を無視しているので 赤い塊を食べている、)

  ここで言う肥料はとは 動物性肥料です。雑草から作る堆肥とは違う。

〇 肥料論はこのコメントでは言い尽くせないくらい 奥深いです。

  自分の目的が何なのか 綺麗に作りたい、手っ取り早く作りたい、手間、時間が掛かるが味を重視したい。

  たかが家庭菜園、されど菜園。

〇 上の写真  左が肥料無で育てれいる大根、右が肥料を入れた大根

  左の大根葉は 緑が薄い 右は濃い。左の方が上手く行っているように見える

  農園の教科書では 「葉の緑が薄いのは 肥料不足、追肥をしましょう」とある。

  だけど、自然農法では その必要はないと言う。雑草等、肥料の少ないところで、花咲かせ、立派に種作りしている。

〇 牛さんが食べる 草

  放牧を生業にしている人からの伝言「牛を放牧すると、牛は自分の糞をした所に生えた、緑豊かな草(肥料過多)は

  食べずに、薄緑色の自然に生えた草を食べている。これは 何かを危険を察知しているようだ」

  緑豊かな草には 硝酸性窒素が多く含まれるとのこと。植物に窒素は必要であるが、植物は大気中の窒素、

  地中にある少ない窒素で ゆっくり成長している。

〇 今週末 土日とも 来園の予定です AMはいますが、PMは天気次第で 退却あり(雨、暑さ)

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