可愛い子には水やるな

 

野菜作りと子育ては共通する内容が多いと思います
子育てのポイントは小さい頃から愛情を注ぎ二十歳で自立できるように
スポーツ等で礼儀や友愛を学び学業を励む事、時には突き放しも必要。
過保護はいけません。社会に出て、すぐに倒れたり、頼ったり。
野菜も一緒です。立派な果実をつけるには、自立が必要。えっ、何の?
外見の茎や実は 結果なんですよね。人間と同じ、見えない部分の成長
がとても重要。そう、根っこが大事ってことです。
根が大切なら、水やりは必須と思いますよね。よく、TVや雑誌で苗に水
やりしている絵がありますよね。けどそれは 過保護なんです。
基本水をやるのは、苗を植え付ける時にたっぷり与えるだけです。
ポット苗を見た事があると思いますが、茎を超える長さの根が巻き付い
ています。畑に植えた根は 水を求めて地中に酵素を出しながら、成長
します。そこに、上から水が来ると、根が伸びません。従い、根が浅く
倒れやすかったり、必要な栄養を得られなかったりします。
化成肥料の追肥は上からなので、余計根の成長を止めます。

根は 地中約50㎝の固いところ辺りまで、水を求めて根を張ります。

その岩盤に到達すると水が多いことを植物は知っていて伸ばします。

しっかり 根の張った野菜は窒素、リン、カリウム以外のミネラルや
その他の栄養素を取り込むので、味が違います。
基本 可愛い子には 水やるなでした。
しかし、上記は 「原則」で、例外も当然あります。
イネ科のトウモロコシや、里芋などは、水切れは成長不良に直結します
1週間以上雨の無い場合は 適宜水やりが必要です。
(イネは穂だし迄、水の中ですから)