農薬無で 野菜は作れるのか

出来ます。ただ、以下の条件が必要でしょう

・農家の様に沢山の人に営利目的で作らず、自家消費分を家庭菜園で作る事

・家族のことを思い 愛情をもって野菜を育て、手間を掛ける事

・旬以外の野菜をやたら 欲しがらない(冬に茄子、キュウリ)

無農薬の野菜の作り方

①家庭用の生ごみ、雑草から堆肥作り 野菜を元気にする

 長崎の県庁職員が脱サラし 有機野菜農法を確立。畑に栄養豊富な堆肥を入れ、微生物を

 活性化、野菜の根と連携させ、化成肥料、農薬いらずのやり方を確立(菌ちゃん農法)

 雑草だけの堆肥での実験結果

②普通に発生しうる 病気の対処方

 ①の方法とは異なりますが、「家庭菜園」の場合 きゅうりは 、1苗、2苗で食べきれない

 程の収穫があります。なので、「病気」を重要視せず、病気の対処を行うだけ。十分な量は

 収穫できます。

 きゅうりの実例紹介です

 キュウリと言えばウドンコ病。 それからモザイク病、それとベト病。
これは定番で必ず罹るんだ。

農家のように徹底して農薬すれば別だけどね。
そんなことしてできたもん、食べたくもないよね。でも、スーパーで売っているのは全部これ。
今キュウリが1本32円だ。うーん、むかつくねえ。
種だの肥料だの入れると、32円? うーん、買った方が安いかも。

あ、そういう話しじゃなかった。 

そうは言いながら家庭菜園ではこういう事態が発生するのは逃れようのない事実だ。
現実にこういう病気が発生するんだから、じゃあどうするのって話しなんだよね。

さあ、どうしよう。

取り敢えずそのベト病成るものを見てみようではないか。

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はい、これがベト病。
葉に葉脈で区切られた形の黄色い形ができるんだ。これが段々濃くなって褐色になるんだよ。
葉の裏側を見ると、どう言えばいいのかなあ白い粉がふいたようなカビが生えているんだ。


ほら、こちらも。

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で、問題は、何でこうなるのかって話しだよね。

まずはベト病の発生のメカニズムだ。
学術的な言い回しですが、ここからは専門書の受け売り。

発生時期は初夏が一番多いのだそうだ。
畑の水捌けが悪かったり、雨が多かったりすると発生しやすくなる。

病原菌はカビ。
最初は畑の土の中にいる病原菌が、茎や葉の気孔から侵入するんだそうだ。

だから、雨なんかで泥ハネがかかる下葉は切った方がいい。

どうして広がるかというと、発病した葉で増えた病原菌が、風なんかで飛ばされて広がる。

ふーん、そしたら、罹ってしまったらどうするんだ。
被害の広がった葉は摘み取るのが一番。 まあ、それしかないねえ。

でもね、そのまま放置してはいけない。だって、相手はカビだからね。
根元に置いておいたりすると、ますます増殖することになる。
だから、一番いいのは焼却だ。それが無理なら穴を掘って埋めよう。
ただねえ、埋めても菌は死なないからねえ。 また必ず出てくるんだ。

これはもう宿命みたいなもんだねえ。


この他にも、最も厄介なモザイク病とかほとんどの野菜に取り付くウドンコ病とか、

たくさんの病気があるんだよね。まあ、これを乗り越えないと野菜は作れないので。

これが手入れ前のキュウリ。

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下の方にベト病で黄色くなった葉がたくさん見えるだろう。

これは全部切ってしまおう。



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さあ、綺麗になったねえ。

こんなことで、キュウリという野菜は、ものすごく病気になりやすいんだよね。
だから農家はバンバン薬をかけるんだ。
そうしないとあんなに真っ直ぐで綺麗なキュウリはできないんだよ。

もし、スーパーで曲がっているキュウリを売っていたら、是非それを買うといいねえ。
肥料切れで曲がることも多いんだけど、薬をやってない可能性もあるからね。
まあ、規格外で売ってませんけどね