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私は今年のチタケ採りを終わりにし、秋に備えて英気を養っています。
チタケは場所によってまだ採れると思いますがピークを過ぎた今年はもう終わりにしました。
チタケ狙いの方は、標高が高い地区が狙い目です。
昼間はキリギリスが鳴き、夜はコオロギの合唱・・・蝉の声もどこか弱々しく聞こえ、町中の桜が一部で紅葉が始まっています
雨のち雨、のち時々雨・・・今年は冷夏で雨が多く、地面の温度が低いので秋キノコが8月末から9月上旬に始まる予感がします。
キノコの発生は、雨・気温に加え、地面の温度が重要です。
地面の温度は気温の変化よりもゆっくり変化するので、気温が下がっても地面の温度が下がるまで時間がかかります。
今年は「真夏の照り込み」がありませんので、地面の温度が上がらなかったのでその分チタケの始まりが遅くなったと思われます。
毎日雨に打たれた地面は温度が下がり、秋キノコが始まる条件に早く到達すると思います。
奥会津の山々は晩夏から初秋のキノコ(食べられるのは、マス茸・楢茸もどき等一部種類だけですが)が早くも終わりの時期を迎えています。
秋キノコが何時始まってもおかしくないので、目が離せないです。
何時始まっても旬を逃さず秋キノコを愉しむ上でお早目のご注文がお薦めです。
今日は、地面から出るキノコについて徒然為るがままに・・・
地面から出るキノコは、落ち葉等を分解して養分とする種類と、樹の根に菌床を造り樹とキノコが助け合って生きている種類に別れます。
樹と助け合うキノコは、松茸・香茸・本しめじ・霜降りしめじ・ほうき茸等で、毎年同じ場所に出ます。
樹はキノコから特別な養分を受取り病気にならず、キノコは樹からご褒美に成長する養分を受けとります。
落ち葉などを分解して育つキノコは、ショウゲンジ・網茸・初茸等で、出る場所が毎年動きますがそれでもほぼ同じ場所に出ます。
どちらも自然の林を維持する上で、大切な役割を担っています。
食べられないキノコを蹴飛ばして歩く方が多いですが、そのキノコも役割があります。
私はそのままにしておきます。