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ココナラ系のベンチャーキャピタルが経営の知見を無料で提供サービスを開始
スキル(技能)仲介サイトを運営するココナラCCは、傘下のベンチャーキャピタル(以下VC)を通じ、企業経営など知見が豊富な人材をスタートアップ企業に紹介する取り組みを始める
業務の報酬は受け取らず、投資先の株式上場などの際に得た収益を分け合う点が特徴
資金力が不十分な新興企業でも高度な知見を活用しやすくなる
組成したファンド1号は10~15億円程度を見込み出資額1000万円~1億円を想定
資金面に加えて、人材面でも投資先を支えるのがポイント
先輩経営者や、成功した新興企業経営陣から事業戦略や財務戦略に対する助言などを原則無料で提供してもらえる
創業から間もないスタートアップ企業は資金に加え、人材も不足で、かつ人材を得ようにも高い報酬は支払えないので、今回のココナラCCの取り組みは一定の効果はあるかもしれない
なお記事の最後に、同様の動きが他でもあるという内容があって、それはなんと東京大学出身の経営者で集まった「東大創業者の会」というもの
ミクシーの笠原社長やユーグレナの出雲社長などそうそうたる経営陣が後輩経営者に助言をする会と記されている
だた、こんな恐れ多い会に、下々の大学出身者が教えを請いに、行くだろうか?
私はユーグレナの出雲社長の講演会に参加して、出雲社長の人柄を知り、「ユーグレナは成功するだろうな」と思っていたら、やはり成功した。
知見をいただけたらたいへんありがたいが、まずは、起業時の経験談や講演活動からしていただく方が、地方経営者にとってはありがたいと感じた次第です。
水災が即日補償される 東京海上日動が発売
東京海上日動が、水災を自動で支払うシステムを開発するとのこと
水害の実態を調査せずに人口衛星画像データで把握
通常なら数週間かかる支払いを即日で対応するとのこと
2023年に米欧市場へ投入する予定
これは画期的な商品です
今回米原地区も豪雪に見舞われまて、屋根やカーポートがそこら中で破損していました
おそらく相当の雪害保険の申請があると思います。
私も、数年前の台風で、保険金申請をしましたが、たいてい2,3週間はかかりました。
一番遅いところは、3カ月くらいかかって、あまりに遅いのでこちらから督促してそれから1カ月かかりました。
あえて名前は載せませんが、「安い」とか「知り合いだから」といった理由で保険で入ると、実際の事故の時にえらい目にあいます。
実際事故が起これば、数十万から数千万円の被害がでる可能性もあるのですし。。
特に安いだけの保険は要注意です。補償対象がほんとに限られていますので。。私の経験より。。。。
さて横道い
大林組の技術 メタバースで500キロ先の壁を塗る
手触りや衝撃といった触覚をデジタルで再現する技術を「ハブディクス」と言います。
大林組が「ハブディクス」を使って離れた場所に置いた二台の装置で力の感覚を共有し、現場にいなくても熟練工が左官作業ができる技術を開発したとのこと。
記事によると、埼玉と大阪という500キロ離れた場所での話
埼玉にいる左官職人が、大阪にある壁を塗り上げたとのこと
大阪の壁情報をデジタル化して、壁の状況、硬さ、重さの感覚をデータ化して埼玉に送る。
送られたデータをハプテティクス技術により、手の動きや力加減をを大阪に返送する。
大阪では、ロボットに装着されたコテが、埼玉の職人と同じ動きと力加減を再現する仕組み。
記事を読んでびっくりしました。そこまで進んでいるのか??
この技術を使えそうなのが、
離れて過ごす孫の頭をデータ化することえ、祖父母があたかも孫の頭をなぜている感覚が得られる
死んだペットの映像をデータ化することで、いつまでもペットと一緒にいられる
などを思いつきました。
私は、孫もペットもいませんが、ハブディクス技術は、産業用はもちろん、民生用としても利用拡大が見込めます。
「メタバース」「ハブディクス」という技術がもう目の前にきています。
非常に楽しみです。
サッポロビールのマーケティング
サッポロビールのブランドで黒ラベルがあります
黒ラベルのCMは独特で、味や効能などは一切放送していません。
黒ラベルの世界観だけを訴え続けています
さてブランドをどう定義するかというと
「顧客のあこがれを引き受ける存在」と定義しているようでうす
コンプライアンスやガバナンスのような基準でなく、
「社会的に正しく、カッコいい姿を貫く」ということが憧れを産むとのことでしょう
黒ラベルは、10年前と比べ+23%売上増となっており、購入層では、とりわけ若い世代で10年間で2.2倍に増えています。
「若い世代に憧れられるブランドにどう育てるか」ということに絞って10年間CM放送をしてきたとのこと
それが妻夫木聡を使った「大人のエレベーター」CMなんです。
味やおいしさは一切訴えず、売るためのアプローチもしてこなかった。
黒ラベルの世界観だけを提示し、憧れられるブランドを目指したと記載してある。
効果が表れたのは、5年経ってからとのこと
まさにブランド姿勢を優先させたわけだが、古着のように「古臭さ」も若い世代には新鮮
カッコいい大人の世界へ誘う努力が消費を動かすのかもしれない
ウクライナの動向NO2
ウクライナでのロシアの強気が止まらない
米国も派兵を決定したが、戦闘の危険は一進一退の状況
主要国はロシアの脅迫にひるまないことが一番である
教訓となるのは、1938年のドイツの宥和政策を認めたことの失敗
・当時のドイツが、ドイツ人保護を名目にチェコスロバキアのズデーデン割譲を英仏に迫った
・英国チェンバレン首相がそれを認めた
・その後ドイツはチェコスロバキアを解体し、ポーランドに侵攻し、第二次大戦につながった
よって、今回ロシアの、「ウクライナ内のロシア人保護」を名目した侵攻を安易に認めると、1938年の失敗となりかねないと指摘している
そのうえで、中国に、ウクライナ問題でロシアに同調しないよう働きかける必要があるとのこと
そこで現在での中国のプラス要因とマイナス要因をまとめてみた
中国の漁夫の利
米中の対中国シフトが遅れる
台湾海峡で強硬に出やすくなる
ロシアが優位に立てば、米国の指導力がさらに低下する
考えらるマイナス
中露準同盟の大義名分が失われる
ロシアによる中央アジアへの侵攻の危険
内政、今年度の共産党大会で外部環境の緊張が悪影響を及ぼす