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2022 / 02 / 10 05:00
サッポロビールのマーケティング
サッポロビールのブランドで黒ラベルがあります
黒ラベルのCMは独特で、味や効能などは一切放送していません。
黒ラベルの世界観だけを訴え続けています
さてブランドをどう定義するかというと
「顧客のあこがれを引き受ける存在」と定義しているようでうす
コンプライアンスやガバナンスのような基準でなく、
「社会的に正しく、カッコいい姿を貫く」ということが憧れを産むとのことでしょう
黒ラベルは、10年前と比べ+23%売上増となっており、購入層では、とりわけ若い世代で10年間で2.2倍に増えています。
「若い世代に憧れられるブランドにどう育てるか」ということに絞って10年間CM放送をしてきたとのこと
それが妻夫木聡を使った「大人のエレベーター」CMなんです。
味やおいしさは一切訴えず、売るためのアプローチもしてこなかった。
黒ラベルの世界観だけを提示し、憧れられるブランドを目指したと記載してある。
効果が表れたのは、5年経ってからとのこと
まさにブランド姿勢を優先させたわけだが、古着のように「古臭さ」も若い世代には新鮮
カッコいい大人の世界へ誘う努力が消費を動かすのかもしれない