インフォメーション
昨日公園で娘がつかまえたバッタ。
他のバッタはピョーンとすぐに
跳んで逃げて行くけれど
そのバッタは手に乗ったまま。
(たまに跳びますが他のバッタのように逃げる必死さがまるでない)
まるで
「異文化コミュニケーション」
を楽しんでいるかのよう見え
観察し合う両者。
娘もだんだん親近感が湧いてきて
公園の中を帰りながら
「連れて帰る!」
と言い出しました。
バッタは自然の中にいるのが
一番幸せだよ、と言うと
「じゃあ入り口まで…」
と公園入り口辺りの原っぱに
おろしてあげ、
「バイバイ、サイトウさん…」
と名残惜しそうにしていると
「あっ!!手ぇ振った、サイトウさんが手ぇ振った!!(゜ロ゜;」
と大騒ぎ。
確かに振った、バイバイって私に…!
※※※※
帰り道
娘「サイトウさんはな、親友やねん」
祖父「電話番号聞いといたか?」
なんて、なんて平和な会話だ…
祖母も珍しく
「手ぇふったんやろな。
子どもには分かるんやわ。
だって子どもはまだトトロの世界やもんな。」
と。
母は手にバッタを手に乗せて歩く姿を
ナウシカのようだ…
と見ていましたが(笑)
違う生物同士
しかも哺乳類と昆虫
(少し距離ある感じだよネ)
しかし一人と一匹の間には
きっと何らかの
エネルギーのやりとりがあって
お互いが何かしら受け取ったのではないか。
そんな風に感じたひととき(*^^*)
さて、
娘の話を聞いていると、今の子どもはみんなとても忙しそうだ。
でも忙しくて早い早い世界へは
まだ来なくていいよ。
と思っている。
昨日の整体塾のテーマは
「時空」
でしたが、
大人と子どもは生きている速度が違う、
違う時空間にいるのだと思う。
もちろん、大人と一緒に過ごしてる時はこちら側へ来るが
違う世界を生きているのだ。
子どもは自在に時空を越えて
「こちら」と「あちら」を行き来するタイムトラベラーみたいだ。
思い出した。
一日は長く長く
お日さまの匂いになって
地面だって草だってぐんと近くて
ペース配分もなく
くたくたになるまで
「子ども時間」の住人だった
あの頃。
いまだって細胞が覚えている。
そんな子どもの時空間を
どっぷり味わって
暮らしててほしい、
期間限定だから。
大人になった私はそう思うのである。