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2018-10-22 10:00:00
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昨日公園で娘がつかまえたバッタ。

 

他のバッタはピョーンとすぐに

跳んで逃げて行くけれど

 

 

そのバッタは手に乗ったまま。

 

(たまに跳びますが他のバッタのように逃げる必死さがまるでない)

 

まるで

「異文化コミュニケーション」

を楽しんでいるかのよう見え

 

 

観察し合う両者。

 

 

娘もだんだん親近感が湧いてきて

公園の中を帰りながら

 

「連れて帰る!」

と言い出しました。

 

 

バッタは自然の中にいるのが

一番幸せだよ、と言うと

 

「じゃあ入り口まで…」

 

と公園入り口辺りの原っぱに

おろしてあげ、

 

 

「バイバイ、サイトウさん…」

と名残惜しそうにしていると

 

 

「あっ!!手ぇ振った、サイトウさんが手ぇ振った!!(゜ロ゜;」

 

と大騒ぎ。

 

確かに振った、バイバイって私に…!

       

                 

※※※※

 

 

帰り道

 

娘「サイトウさんはな、親友やねん」

祖父「電話番号聞いといたか?」

 

 

なんて、なんて平和な会話だ…

 

 

祖母も珍しく

 

「手ぇふったんやろな。

子どもには分かるんやわ。

だって子どもはまだトトロの世界やもんな。」

 

と。

 

母は手にバッタを手に乗せて歩く姿を

ナウシカのようだ…

と見ていましたが(笑)

 

 

 

 

違う生物同士

しかも哺乳類と昆虫

 

(少し距離ある感じだよネ)

 

 

しかし一人と一匹の間には

きっと何らかの

エネルギーのやりとりがあって

 

 

お互いが何かしら受け取ったのではないか。

 

そんな風に感じたひととき(*^^*)

 

 

 

 さて、

娘の話を聞いていると、今の子どもはみんなとても忙しそうだ。

 

 

でも忙しくて早い早い世界へは

まだ来なくていいよ。

と思っている。

 

 

昨日の整体塾のテーマは

「時空」

でしたが、

 

大人と子どもは生きている速度が違う、

 

違う時空間にいるのだと思う。

 

もちろん、大人と一緒に過ごしてる時はこちら側へ来るが

 

違う世界を生きているのだ。

 

子どもは自在に時空を越えて

「こちら」と「あちら」を行き来するタイムトラベラーみたいだ。

 

 

思い出した。

 

 

一日は長く長く

お日さまの匂いになって

地面だって草だってぐんと近くて

ペース配分もなく

くたくたになるまで

 

「子ども時間」の住人だった

あの頃。

 

 

いまだって細胞が覚えている。

 

 

そんな子どもの時空間を

どっぷり味わって

暮らしててほしい、

 

期間限定だから。

 

 

大人になった私はそう思うのである。