日記

2024-02-22 14:53:00

元気が出ない、気虚に注意

やる気が出ない、休んでも疲れが抜けない、胃腸の働きがイマイチ、手足が冷える、体温がなかなか上がらない、年に何度も風邪をひく

 気温差、気圧差でこの時期発生しやすい上記の状態を東洋医学上は気虚と呼んでいます。気=エネルギー、虚=不足 なので読んでそのままの意味です。

 気はどこから発生するかというと「胃」であると考えられています。胃が働きやすいようにするためには、姿勢に気を付けて身体を九の字に曲げて圧迫し続けない、寒気が当たる事に気を付けて冷やさないようにする、なるべく冷たいものを控える、食べ物を長時間煮たり細かく切るなどして消化しやすくする、などの対策が有効とされます。気は下方から上方へ上るとされていますので、下半身をなるべく冷やさない事も大事です。
 乾燥にも同時に対応しなければならないので、脂ものや水分摂取も多少は必要ですが、過度に採りすぎると中和や除去に余計に「気」を使いますので量に注意してください。
身体を病気から守る衛気(えき)=免疫 も気から作り出されると考えられていますので、この時期気虚の対策をするために胃の養生をすることは病気の予防にも繋がります。

経絡において「胃」は肋骨内側の腹直筋と腰方形筋の境目辺りから股関節直上辺りまで、膝下の足三里から足の甲を通って中指内側までと広範囲に渡ります。正確に一点一点押さえるよりも、大まかに1~2センチ間隔で軽く押さえながらお腹側から足まで移動していき、仕上げに軽くサッと数回押さえていた個所を撫で払うと気血の流れを促せます。