日記

2023-12-14 23:17:00

強い押圧の使い道

 当院では基本的に掌の平面圧を用いて、筋肉の硬直を解除するような技術を多用していますが、これは身体が押圧に反応して警戒し、逆に硬直してしまうのを防ぐためです。いわゆる「もみ返し」が発生しづらい施術を目指しています。

 では、強い押圧の技は全く使われないかというと実はそうではありません。

 平面圧で硬直を取り除く技を「瀉法」といいますが、これに対して一点を押圧する技を「補法」といいます。

 補法は、弱った臓器に対応する経穴を押して活性化させる為に使われることがほとんどです。

 「もみ返し」のような筋肉の拒否反応と同じ仕組みを逆手にとって上手く用いる事で、反応が弱った臓器に刺激を与えて活動しやすい状態に持っていく、というやや高度な技術になります。

 むやみに何処でも押せばいいものでもなく、「ここが弱っているから使用する」という目的意識が必ず必要になる技ですので、行ってみた整体屋さんで強く押されましたら、その目的を聞いてみるのも面白いと思います。

 上記はあくまでも東洋医学上の考え方ですので、もしかしたら他の流派では違う目的で強い押圧を使用していることもあるかもしれません。