日記

2023-06-04 20:01:54

例年より早いですが、梅雨入りかも知れないとの事

 梅雨の時期、手足の浮腫み、冷え、重怠い腰痛(神経に響くような鋭いものではない)などを訴える方が多くなるようです。

 

 東洋医学上は、この時期不調をもたらす主な原因として「湿邪」が「脾」を侵す為、としています。ただし、脾臓の解釈が現代と大きく異なるので、もっと共通部分が多くて解釈しやすい「腎」(経絡)および「腎臓」(臓器)に注目します。

 

 腎も腎臓も水の流れを司る、という大まかな面は一緒です。

 

・体内に溜まった老廃物を濾過した上で必要な物質は再利用するために吸収し、残った余分なものと余剰な水分を合わせて尿を作り、排出するための器官に送る。

・血液を作る指令を伝える為のホルモン物質を骨髄に送る。

・骨を形成する物質を作り出す。

この辺りが知られている腎臓の大きな働きです。

 

・生来のエネルギーを貯めているので、人の老化や生殖に関わる。

・恐怖という感情に関わる。

・髪のツヤや皮膚の黒ずみに関わる。

・耳の働きに関わる。

これらは、経絡上の「腎」の働きとして足されているものです。

 

 何となくでも、腎が弱れば必要なものを運んだり不要なものを除去したりする水分の流れが滞りやすくなる、というイメージで捉えれば良いと解釈しています。

 不純物が溜まって疲労感が大きくなる事で若々しさが発揮しづらくなり、不安感が大きくなったり、耳の周りや体の表面に不調として現れるのも何となく繋がりがイメージできます。

 

 湿気の多い梅雨時期、体内の余剰な水分も多くなり、その排出の為に腎臓も働きっぱなしになります。結果として、手足の先や負担の多い腰関節周辺まで老廃物の処理が追いつかなくなっているのがこの時期の浮腫み、腰痛の原因と考えます。

 

 個人でできる対処方法として、軽い運動や軽めのサウナ、岩盤浴などで発汗を促す事と、水分(この時期は夏場の熱中症対策のような塩分を意識したものでなくて可)をまめに摂取する事。生姜やニンニクなどの発汗作用を伴う薬味を多く取る事。なるべく手足を冷やさない事、などが挙げられます。

 また、腎の経絡は足の裏やくるぶし内側、ふくらはぎ内側などのつりやすい部分に配置されているものが多いです。強く刺激すると激痛を伴う事も多いので、なるべく布を隔てた上で摩ったり、足首を軽く動かすなど、血行を促す感覚で対処するのが適切だと考えます。