日記
筋紡錘と腱紡錘
筋紡錘と腱紡錘。
一般の人には聞きなれない言葉かと思いますが、骨格筋の隙間、或いは筋肉と腱の隙間にあって、筋肉が伸張したり腱が引っ張られるのを感じ取る為の受容器です。
過剰に引っ張られた時に、そのことを察知して脳に信号として送り、筋肉を収縮させることで身体を怪我から守ろうとする有難い器官です。ただし、その働きは生真面目であり、時として過剰なほどです。
例えば、デスクワークを長時間続けると、股関節を前側に曲げる状態が続きます。この時、大腿部後面や臀部の筋肉は反対側に引っ張られる状態が続きます。大腿骨骨頭周辺にある腱や筋肉の中にもこの筋紡錘と腱紡錘は存在しますので、自然界では有り得ない長時間大腿の筋肉が引っ張られるという状態が続きますと、余程の危険があるのではないかと脳に信号を送り続けます。結果、脳からは腰周辺の筋肉に安全のために収縮させる指令を出し続けることになります。
これが、姿勢が原因の場合の「腰痛」の発生原因です。
筋紡錘と腱紡錘という受容体にいかに緊張を感じさせないか、がこの場合の腰痛の発生を防ぐ方法になります。また、筋紡錘と腱紡錘が既に過剰に緊張しているのであれば、そこにかかる刺激を弱め、緊張を緩めれば腰痛の痛みも緩和できるかと思います。
直ちに何かの治療に使える、という知識ではないかもしれませんが、この二つの受容器の存在を覚えておくのは面白いかと考えます。
「筋紡錘」と「腱紡錘」。
体育大学などの授業で出てくる言葉ですので、一般の人には耳慣れない言葉かと思います。
東洋医学を学んだ人でも通常のマニュアルだけではあまり出てきません。
いずれも、筋肉の中、或いは筋肉と腱の境目にあって筋肉の伸張や、筋肉が腱を引っ張る力を感じ取る為の受容器です。
過度に身体に負荷がかかり、筋肉が伸ばされた時にそれを察知して身体の安全のために収縮させる信号を脳に送る、というのがその働きです。通常なら筋肉が過剰に引き延ばされて怪我をする事が無いように守ってくれる有難い存在なのですが、この二つとも過剰なほど働きが生真面目です。
例えば、デスクワークで座り続けた時に、股関節は常に前側に曲げられていますので臀部や大腿後面の筋肉は反対側に常に引っ張られていることになります。その間、大腿骨骨頭にある腱と筋肉の隙間に存在するこの「腱紡錘」は、通常の自然界では有り得ない、ずっと大腿を引っ張り続けられる、という刺激を受け続けます。
危険かもしれない、という信号を脳に送り続けるのですから、それを受けて脳は腰周辺の筋肉を収縮させて、この引っ張る力から身体を守ろうとします。それも長時間。
これが、(姿勢が原因である場合の)「腰痛」の発生原因です。
逆に言えば、この筋紡錘と腱紡錘の二つの受容器が受け取る刺激を緩めれば、危険を感知する事が少なくなる為、腰痛やこむらがえりなどの反応が起こりにくくなると言えます。また、過剰に反応しているこの受容器を落ち着かせ、緊張させる信号が発せられなくなればこの場合の腰痛は治まるという事です。
直ちに何かに利用できる、という知識では無いかもしれませんが、このような受容器がある、という事を知っておくのは面白いと考えます。
