日記

2022-09-30 11:22:50

摩擦を使った治療法

東洋医学の一つである推拿という流派には、手の平による摩擦を使った治療法があります。

まず手の平を使用することによって、指先に対しての身体からの警戒する硬直を起こさせないので、「拒按」という押されることで強い刺激を感じて痛みが出る、という状態を軽減することが出来ます。

 

摩擦の摩の字を使った「摩法」、摩擦の擦の字を使った「擦法」の二つの手技がそれにあたります。

麻を寄るようなイメージで皮膚表面を手の平で軽く押さえながらずらすように動かしていくのが「摩法」、タオルの上から、タオルがよれないような圧でさするのが「擦法」です。

いずれも脳への警戒心を与えない種類の手技であることから、当院でも施術を組み立てる一番最初にこれから施術を始めますよ、という脳へのあいさつとして良く用いています。

 

全身の筋肉を解すという目的のみで絞ると、この摩法と擦法の二つだけでもある程度全体が解れてしまうため、非常に地味ですが実はとても重要な手技だと考えます。