日記
2022-08-31 12:21:20
陽明胃経の経穴
前にこちらで書いたのが太陽膀胱経の経穴が重要、というお話でしたが、もう一つ日常の施術でよく使うのが「陽明胃経の経穴」です。
姿勢矯正をしようとすると、前傾姿勢から来る鳩尾周辺の硬さを解さなければ脊柱をまっすぐ立てるのにうまくいきません。
お腹側にあるこれらの経穴は急所でもある為、通常強い指圧は出来ない箇所です。
その為鍼治療では重要視されますが、整体では手を出せないと判断されることが多いと思います。
先に足とお腹の筋肉の連動性を確保したうえで、お腹に手を乗せたまま足の動きで解す、という手段であれば整体の手技療法でも鳩尾周辺を解すことが出来る、というのが長年整体をやっていて見つけ出した手法です。
また、陽明胃経の経穴は、他に足の脛というこれも姿勢矯正にとって重要な箇所を通ります。
脛から足の甲までの硬直が取れていなければ、足先で前傾姿勢を押し返して真っすぐ身体を立てることが出来ないからです。
脛や足の甲は、事務仕事で足を引いた座り方をしていたり、力仕事などで踏み込み続けたり、或いは美容師さんなどは片足で踏み込んだまま身体をひねって姿勢を変えたり、という動作が多いので、通常の指圧を受け付けないほど硬い人が多いです。
正面から押せない場合は無理に押そうとせず、筋肉の横から指を転がすように解すのが有効なことが多いです。また、足首も稼働箇所なので強い指圧に弱く、少しずつ稼働させながら硬直を解除していくのが安全かと思います。
「胃経」という概念は通常の整体業でそこまで深く理解する必要は無いかもしれませんが、その経穴を指定している箇所は「姿勢矯正」というメニューを掲げている整体院にとってはかなり重要な意味があると考えています。
