日記
経絡について(2)
(1)で挙げた気血津液がどのようにして滞るのか、という点を観察して対処していくのが当院の施術方針です。
※気に関して、身体を動かすエネルギーと本来の意味では解釈されていますが、現代ではそのままだと理解しづらいかと思います。
厳密にはイコールではないかもしれませんが、身体の各部位に伝わる神経伝達に置き換えて考えるのが分かりやすいかと思います。
神経伝達が滞るのはどういう時か、という点では「季節変わりの温度や気圧の変化に対応して神経が疲労
している時」、「仕事や対人関係で気を遣う場面が多い時」「悩み事が多い時」などが挙げられます。
ストレスと言い換える事もできそうですが、あくまでも神経伝達の滞りが起きる原因の一つに過ぎないと考えますのでここではあえて挙げていません。
気の停滞に対して施術の対応方法としては、こめかみと背骨横のライン、首後ろの棘突起周辺と仙骨の上辺りを中心に緩めるような圧を用いて施術するようにしています。
※血に関しては血流という言葉本来の解釈に捉え、血流が滞る原因を「日常生活における同じ姿勢の連続」、「特定の筋肉を過度に使用する」「荷物の運搬などで一定の重量がかかり続ける」、「足首の動きが限られる履物を長時間用いる」などの点を主に挙げています。
施術での対応方法としては身体に蓄積した余分な力みを解いて稼働しやすく整え、各関節をゆっくり軽く動かしながら手足の末端まで血流を届かせる、という事を目標に施術するようにしています。
※津液という目に見えない液体に関しては滞る原因として「前傾姿勢の連続による腹部の圧迫」、「水分摂取不足」、「運動不足」などが挙げられます。
水分摂取に関しては夏場と冬場でも必要量や頻度が違いますのでその時期ごとに対処が必要です。運動不足に関しましては必ずしも激しい運動は必要ではなく、二の腕や脹脛などの血流を送るポンプのような働きをする筋肉を適度に動かす事が目的ですので散歩や軽い体操で十分です。
前傾姿勢による水分の停滞には、股関節の稼働を確保して足全体を動かし、腹部の各筋肉と足の筋肉を連動させることで流れやすくするという事を目標に施術しています。
普段から大きめに足踏みする習慣をつける事である程度は腹部の硬直を予防する事も出来ます。
