日記

2026-02-19 13:41:00

経絡について(1)

清流堂では東洋医学における「経絡」という概念を下敷きにして日々の施術を組み立てています。
以前にも同じ内容でここに記載しましたが、当院も開店から10年経過しましたので改めて現在の認識を書いていきます。

東洋系の治療法の基本概念は「不通即通」「通経活絡」と、「補虚瀉実」の3つが主です。

※不通即通は文字通り上手く通らない部位は痛みが生じるという意味です。痛み迄いかなくても血液や膵液などの流れが滞れば何らかの不調が生じるのは想像しやすいかと思います。

※そこを改善する手段として通経活絡を目指します。経とは縦のつながり、絡とは横のつながりというのが本来の意味ですので縦にも横にも流れを良くしましょう、という意味合いです。

※施術するにあたって、相手がどのような状態化を見極める事が大事ですが、その際の基準になるのが「実証」か「虚証」かの判断です。何か(血流など)がその部位に多すぎて発生するのが「実証」、少なすぎて発生するのが「虚証」です。補虚瀉実とは虚証には流れる力を補うように、実証には過剰な部分を瀉する(削る)ように施術していきましょう、という意味です。

経絡を流れるものは何か、という点で「気血津液」という言葉が用いられます。

※気とは身体を動かすエネルギーそのもの、食べた物から取り出した栄養を気に変換して身体の各部位に送っているという解釈であっていると考えます。

※血は文字通り血液ですが、大昔の概念では他に精神を運ぶものという認識があったようです。血を多く流すと失神することから得られたイメージと考えられています。

※津液は食べ物から生成して身体が使いやすいように変化した水分(水穀の精微)を指します。胃液や脳脊髄液、リンパ液、唾液などを含めた総称です。