日記

2024-07-18 15:05:00

夏場の病因、「火邪」「暑邪」

 

東洋医学において病の原因とされている大きな区分の内、夏場に関連するものとして

「火邪」と「暑邪」が挙げられます。

 

「火邪」は内に熱気が蓄積する事で発生する病因であり、足から頭部へ上昇する性質を持つとされます。更に症状の進行が速く、突然現れるとあります。

①    発熱、多汗、頭痛、喉の痛み、口乾、黄色の鼻水など表に症状として現れるもの

②    発疹、鼻血(鮮血色)、吐血、血尿、など症状が内に現れるもの

に分けられるとされます。

 外気の熱や湿気、気候の変化、疲労の蓄積に対して、自律神経が過剰に働いて身体の熱を過剰に高めてしまう状態が①。そこから更に寝苦しさによる睡眠不足などによって自律神経の調節が上手く働かなくなり、血管の収縮と拡張の機能が乱れて発生するのが②とされます。

 風呂などで熱を加えると症状が悪化する事があり、涼しいところで休むと症状が緩和するとされます。

 

 「暑邪」は文字通り外気の暑さから発生する病因です。気(体内のエネルギー)を減少させ、腎などが持つ身体を冷却する機能を弱らせることで発熱、のぼせ、ほてり、眩暈、口渇、異常な発汗、頭痛、胃痛、排泄関係の不調、倦怠感などの症状が現れるとされます。

 いわゆる「熱中症」です。

 暑邪に関しては先ず外気が暑い、という分かりやすい要因がある為、火邪に比べると発見しやすいです。塩分を含んだ水分の摂取、猛暑下の外出を避けるなどの対策はテレビや雑誌などでも沢山取り上げられています。

 

夏場、熱中症に気を付けるのは勿論ですが、気付かずに身体が熱を持ってしまう「火邪」の症状もありますのでお気を付けください。