日記

2024-03-01 17:40:00

ヘパーデン結節を訴える方が多く見えられます。

 最近、指の関節が硬くなって変形してしまう「ヘパーデン結節」と診断された、とおっしゃる方が増えているように見受けられます。

 調べましたが、現在明確な原因は分かっておらず、冷却して安静にする保存療法を勧められる方が多いとの事です。

 関節が固まりすぎて骨のようになってしまっている場合は、整体では無理には動かせませんが、この症状を訴える方に共通するのは手の平の凝りが非常に強いという事です。

 肩が凝ったと言う方は多いですが、手の平が凝ったと言う声はあまり聞きません。身体の中枢に近いところほど凝りや張りなどの変化を強く感じ取れますが、中枢から遠い手の平となりますと変化を感じ取る力が弱いのかもしれません。

 但し、よくよく考えれば身体の中で一番活動しているのは手ですので、疲れないわけがありません。手の平や手首に蓄積した疲労が何らかの原因になっている可能性もあるのではないかと考えます。

 肘を机の上につき、手の平を上に向けてパーの状態を作り、その上から軽く反対の手でトントンとリズミカルに叩いてみて下さい。

 振動が伝わった部分の力みが少しずつ抜けていくかと思います。また、各指を持って軽くフワフワと振ってみる事で、指に溜まった浮腫みを散らすことが出来ます。上記のような対策で、手に残る「力み」を毎日減らすようにしていけば、ヘパーデン結節の予防になるのではないかと考えます。