上野貴子からのお知らせ
2020 / 02 / 24
15:11
梅に桜
令和の命名で梅花の宴の梅が注目を浴びていますが
今年は早くから咲いていたのですが
新型コロナウイルスの影響で世の中自粛ムードとなり
折角の梅の時期の天皇誕生日の参賀の行事も中止となりましたね。
大勢の人が集まる場所が感染拡大につながるということで大型イベントも中止が多いようです。
そんなご時世なので、この時期には派手な探梅に出かけるよりも
地元で我が里の花を愛でようと思い、千葉の実家から近い九十九里の海沿いに河津桜を見に行きました。
梅は満開を過ぎて散り始めていて
昨年よりの早く白梅も紅梅もどちらも散り始めていました。
梅の香りが私達を迎えてくれて何とかお天気が良かったので幸いです。
海の近くのはまぐり街道をゆくと通り沿いに延々と続く河津桜の道があります。
さほど観光化されてはいないのですが自粛ムードで静かに河津桜まつりが開催されていました。
提灯が下がっていて見事なお花見街道でした。
潮風が柔らかくなり始めていてさほど寒くは無かったです。
それでも、どこでもマスクが手放せない時期で残念。
自家の小さな庵にもどりお昼を食べて一休みして帰って来ました。
梅に桜の春の小旅行でした。
早く新型コロナウイルス対策が改善されて良い薬が見つかる事を心から願います。
【梅花の宴より抜粋】
「我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも」
大伴旅人(家持の父)
我が家の庭に白梅の花が散る、大空から雪が流れ来るのだなあ。
「春さればまづ咲くやどの梅の花ひとり見つつや春日暮らさむ」
山上憶良
この日の梅の宴での梅の花をよんでいます。春になると真っ先に咲くこの家の梅の花を、ただひとり見ながら春の日を暮らすとしよう