2023/01/14 05:00
素直な眼で物事を見よう
このサイトでは、主に経済記事を私なりにアレンジして掲載していますが、これはいい心構えだなという記事を発見したので、一部修正してご案内します。
作者は、某会社経営者の安藤勝憲さんであります。
私は物事を4つの眼で見るようにと、普段からこんな話をしている。
1つ目がひたすら現場を見守る「虫の眼」。
2つ目が全体を俯瞰(ふかん)する「鳥の眼」。
3つ目が時代の潮流を知覚する「魚の眼」。
そして4つ目が逆さまから見たり、様々な角度からチェックを入れたりする「コウモリの眼」である。
最初の2つの眼は静止的な視点、3つ目は動態的な視点、4つ目は批判的な視点と言い換えてもいいだろう。
世界が目まぐるしく変化する中、とりわけ魚の眼は一時たりとも閉じていることは許されない。
ふと浮かんできたのが5つ目の眼だ。それは、「内省の眼」である。
私がこれまで教えていた4つの眼は、すべて外界を見る眼であった。
自分自身を見つめるという、内省の眼の大切さを忘れていたことに気づかされたのである。
外界を見る4つの眼は、経験を積むことで視力は向上するだろう。
しかし自分自身を見つめる内省の眼は、年齢を重ねるごとに言い訳や自己弁護の靄(もや)がかかりやすくなり、真実の自分の姿を曇らせてしまいがちだ。
では内省の眼をいつも研ぎ澄ませておくには何が必要なのだろうか。
松下幸之助氏は色紙を頼まれると、よく「素直な心」と揮毫(きごう)されていたという。
稲盛和夫氏も「本当に伸びる人は素直な心をもって人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です」という言葉を残された。
日本を代表する2人の経営者がそろって素直な心を重視されていたのは偶然ではあるまい。
私は素直な眼を内省の眼と読み替え、新たな気持ちで臨みたいと思う。
